基本文型
N1 は 形容詞+N2 です
【かんたん文法】
形容詞の名詞修飾用法。「な形容詞」は名詞の前に来ると「な」を必要とするため「な形容詞」 と呼ばれる。「い形容詞」はそのまま接続される。
形容詞+名詞=名詞文 としてとらえられるため、否定形はすべて(「い形容詞」でも「な形容詞」でも)「~じゃありません」となる。
疑問詞「どう」と「どんな」の違い
「どう」 :相手が経験したことや知っていることについての意見や印象を聞く。(抽象的)
「どんな」:聞き手のよく知らない事物の様子を尋ねる。必ず「どんな+名詞」の形で 使われる。(具体的)
例)A:沖縄はどうでしたか。 B:食べ物がおいしかったです。 A:どんな食べものを食べたんですか。
- 不規則な活用の形容詞
① 暖かい →暖かい部屋/暖かな部屋
② いい →よくない/よかった
③大きい/小さい→大きい建物(=具体的な物)/大きな夢(=抽象的な物)
※明確な決まりはない
④遠い/近い →遠い場所(=~から/に/が など他の名詞句と助詞を伴って名詞修飾になっている場合+時間的な遠近) 遠くの場所。現在地を基準にした距離を示すとき。
⑤多い/少ない →遠い/近いと同様 その他「新たな」なども。「多い」「少ない」は「多い人」「少ない人」という誤用が多いので注意。 また、「暖かな」「大きな」「小さな」などは、形容詞の活用形ではなく、連体詞とする分類もある。
※連体詞=名詞を修飾する語。活用がない。「ある」「あらゆる」「いわゆる」など。
【ワンポイント】
・「あの高い山」のように、指示詞+形容詞+名詞の形で使われることが多い。
例文
A:あの背が高い人はどなたですか。
B:小林さんです。