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最終更新日 : 2021/01/13

日本人が自己主張しない言語上の理由

日本語と英語の大きな違い

”ありがとう”と”Thank You.”

この2つの分を見比べてみましょう。

日本語の“ありがとう”には話しても聞き手も、つまり人間が1人も出てきません。

ありがとうを漢字変換すると、“有難う”です。

“あることが難しい”、つまり“なかなかないことだ”と言う意味です。

“人間が1人もいない”日本語の“ありがとう”に対して、英語の“Thank you.”はどうでしょう。

こちらには”You”、つまり聞き手である人が登場します。

その相手に対して”To thank you.”と言う意味の動詞文です。

形容詞が元になっている日本語の“ありがとう”とは大違いです。

これをまとめると、英語は“誰かが何かをする言葉”、日本語は“何らかの状態である言葉”だと言えるかもしれません。

次に”おはよう”と“Good Morning.”を比べてみましょう。

おはよう、には話し手と聞き手がどちらも分に出て来ません。

“こんなに早いんですね”と心を合わせて共感し、同じ気持ちになっているのです。

これに対して英語のGood morning.では、行為の動詞文が元になっています。

もともとの表現は、”I wish you good morning.” 話し手が聞き手にとって“この朝が良いものであるように祈る”と言う積極的行為を表現した文が元になっているのです。

2つの文を見てきましたが、これが英語と日本語の大きな違いです。

一言で言えば、日本語は共感の言葉、英語は自己主張と対立の言葉、と言うことができます。

他でも取り上げますが、日本語には大抵主語が省略されることからも言葉に自己主張が少ないです。