ルールのテンプレートには「必須条件」と「努力目標」が設定されています。
必須条件
「必須条件」とは、勤務シフトを自動作成する際に、必ず守らなければならない最も重要なルールのことです。
この必須条件が複数設定されている場合、内容に矛盾があると、シフトをうまく自動で組むことができなくなります。
そのため、シフトがうまく作成されないときは、まずこの必須条件に無理や矛盾が含まれていないかを確認する必要があります。
たとえば、「【45歳以上】のスタッフを、平日の夜勤に週1回は必ず入れる」という条件と、「【45歳以上】のスタッフは夜勤に入れない」という条件が同時に設定されていた場合、ルール同士がぶつかり合ってしまい、シフトが成立しなくなります。
まずは、この「必須条件」でシフトの土台となるルール(骨組み)を整えることが大切です。
そのうえで、細やかな調整や希望などは「努力目標」として追加していく、という順番で設定していくとスムーズです。
努力目標
「努力目標」は、「必須条件」と異なり、可能なかぎり満たすことが望ましいルールです。
シフトを自動作成する際に、優先順位に応じてできるだけ反映されるように設定することができます。
この優先順位は「ウェイト(重みづけ)」として 1~10 の数値で設定します。
数値が大きいほど優先度が高く、たとえば「ウェイト10」で設定された条件は、「ウェイト1」の条件よりも優先して考慮されます。
「ほすぴタッチ」はこのウェイトに応じて、バランスよくシフトを編成してくれます。
なお、「努力目標」の場合は、たとえ複数の条件が矛盾していたとしても、自動作成が止まってしまうことはありません。あくまで「できれば守りたい」という柔軟な条件として扱われます。
たとえば、「日曜日の勤務には【45歳以上】のスタッフをできるだけ均等に割り当てる(ウェイト4)」といった条件や、
「【勤務A】の翌日は、なるべく【勤務B】を入れるようにする(ウェイト10)」といったシフトの組み合わせルールなどが、努力目標にあたります。
このように、「必須条件」でシフトの骨組みを整えたあと、「努力目標」で現場の希望や配慮を柔軟に反映させていく、という流れになります。
