保険訂正後の再計算基準
以下の場合は、再計算を行う必要があります。
- 会計後の保険訂正内容が、出力した月次レセプトに反映されていない場合。再計算を行ってから出力してください。
- 編集した保険情報の項目を反映する場合(どの項目を編集した場合でも当てはまります)
- 保険制度や公費制度が変わった場合
必要な修正をおこなう
まず、必要な修正をおこないます。
保険情報を修正する
場面別の保険変更の方法については、以下のURLを参照してください。
https://tayori.com/q/support-henry/detail/366822/
保険情報の修正は、適用保険が把握しやすいため会計画面の「保険・公費」タブでおこなうと便利です。
会計画面の「保険・公費」タブでは、請求(確定された会計)で適用保険として使われている保険情報がひと目で把握できるよう、請求に使用
タグを打って表示します。
請求に使用
されている保険情報を訂正した場合は、訂正前後の内容のふたつの保険情報になり、訂正前のものには訂正済み
タグが打たれます。
訂正済みの保険情報(訂正前のもの)は、開いても参照できるだけでそれ以上の訂正はできなくなります。
料金再計算により修正を確定すると訂正後の保険情報が請求に使用
状態になり、逆に訂正済みの保険情報(訂正前のもの)は請求とのひもづけは解除されるため「保険・公費」タブから消えます。
診療内容を修正する
カルテ・会計編集画面の変更については、以下のURLを参照してください。
https://tayori.com/q/support-henry/detail/359410/
適用保険を修正する
適用保険の変更の方法については、以下のURLを参照してください。
https://tayori.com/q/support-henry/detail/363149/
修正を確定する
続いて会計画面を開き、画面右下のボタンを押下して会計の修正を確定します。
ボタンの表示について、カルテ「保険他」タブ・「自費」タブの診療内容など、請求点数に影響する変更の場合は「修正を確定」、保険情報・適用保険を変更した場合は「再計算」と表示されます。
修正で初回請求金額と差額が生じた場合、差額精算ダイアログが表示されます。
「前回の領収額」欄には、これまでに患者が入金した金額が表示されます。確認のうえ、選択肢から発生した差額の取り扱いを選択します。
- 次回以降に精算する 今回は精算せずに終えます。後日の機会に精算します。
- 今すぐ精算する その場で差額の精算をおこない、患者から入金を処理します。 修正後の内容で精算ダイアログが開くので、精算処理をおこなってくださいこの場合も初回精算と同様に、一部入金や後日精算にすることができます。
- 差額を無視する 生じた差額を患者から徴収せずに打ち消し、保険者へのレセプト請求のみおこないます。
再計算による差額を精算する
再計算による差額の請求は、修正後の内容で精算ダイアログが表示されます。
料金再計算による精算時、出力される領収書や診療明細書には、再計算による修正分のみではなく、再計算を経た最終的な請求内容が印字されます。印刷して患者へ交付してください。
「領収金額」欄には、患者から受領した金額分を入力します。
例えば次のような例の場合、追加で患者から徴収する金額は差額の200円です。
- 初回請求金額 .. 300円
- 再計算後の請求金額 .. 500円
- (再計算による差額 .. 500円 - 300円 = 200円)
窓口で患者から差額の200円を受領した場合は、「領収金額」欄には受領した金額分の200円と入力し、「確定」してください。