含有率:
遵法判断情報の対象となる物質または物質群の含有率です。
含有率を算出する際の分母に当たる「何に対する含有率か」は、「報告閾値」に書かれている「報告レベル」で示されている([ ]内に表示)。「報告レベル」は製品、部品、成形品、材料などがあります。
報告閾値と報告レベルの例:
意図的添加[報告レベル:製品]
部品中のスズの0.1重量%[報告レベル:部品]
0.1重量%[報告レベル:成形品]
均質材料中の鉛の0.1重量%[報告レベル:材料]
「報告閾値」が化学物質中の特定元素あたりの含有率となっている場合は、当該元素あたりの含有率に換算が必要です。
含有率=化合物含有率×[原子量×元素数/化合物分子量]
含有量:
製品当たりの遵法判断情報の対象となる物質または物質群の含有量です。
含有量と含有率との関係に齟齬のないように留意が必要です。
(例)材料あたり含有率と含有量との関係は以下の通り(単位変換は省略)。
含有量=材料あたり最大含有率×材質質量×部品員数×階層員数
※成分情報に基づいた遵法判断情報の作成支援機能を使用する場合
-報告閾値での判定が本作成支援機能にて可能な場合、含有判定に「EntryY 」 が表示され、上記の含有率、及び含有量が自動入力されます。 含有判定の「 Y/N 」と合わせて、数値を確認してください。
関連資料:
「chemSHERPA成形品データ(AI)作成支援ツール」に同梱している「成形品ツール_入力マニュアル」の3.遵法判断情報 / 項目 含有率(ppm)、含有量 を参照してください。