公費の種類について:令和5年5月8日~令和5年9月末まで
- 5/8以降追加となるコロナ公費は2種類
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全額補助⇒新型コロナ治療薬補助公費(入外共通)
- 自己負担なし
- 対象薬剤:経口薬「ラゲブリオ」、「パキロビッド」、「ゾコーバ」、点滴薬「べクルリー」、中和抗体薬「ゼビュディ」、「ロナプリーブ」、「エバシェルド」
- 手技料(点滴注射等)は公費対象外、薬剤料のみが公費適用
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一部補助⇒入院医療費一部補助公費(外来は対象外)
- 原則、高額療養費の自己負担限度額から2万円(2万円に満たない場合はその額)を減額(公費で補助)
- 医療費比例額(1%加算)の場合は1万円を減額
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全額補助⇒新型コロナ治療薬補助公費(入外共通)
移行に伴う経過的な取り扱い(~5/31)
前提事項
〜5/7までに入院した患者のみ、5月末まで全額公費負担対象となります。
6月以降は入院日に関わらず、全額公費負担扱いの公費は使用できなくなります。
- 4/30までに入院した場合
- 従来通り入院医療費の全額を公費負担、患者負担はなし(5月末まで)
- 5/1~5/7に入院した場合
- 従来通り入院医療費の全額を公費負担、患者負担はなし(5月末まで)
- 5/8以降に入院した場合
- 新型コロナ治療薬補助公費、入院医療費一部補助公費の適用(所得区分に応じて自己負担が発生)
公費登録の操作方法について
外来
新型コロナ治療薬補助公費
◆受診日が5/7まで
- 従来通り、「コロナ検査」、「コロナ診療」の公費を使用
◆受診日が5/8以降(コロナ治療薬のみ公費対象、コロナ治療薬以外は公費適用対象外)
- 従来の、「コロナ検査」、「コロナ診療」の公費は利用することができなくなります
- 代わりに「コロナ5類・全額補助」公費を利用することが可能になります
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「コロナ5類_一部補助」は入院に対する公費のため外来では使用しません
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【操作方法】
- 公費登録
- 「保険・公費」タブの「公費」欄に負担者番号、受給者番号を登録する
- 公費制度で「コロナ5類・全額補助」を選択して公費を追加する
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会計時に公費適用
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[対象薬剤]を利用する場合「コロナ5類・全額補助」を含む保険組合せを適用させる
※「医保+コロナ5類・全額補助」、「医保+コロナ5類・全額補助+地方公費」等、患者様の保険、公費情報に則り適用
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- 公費登録
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入院
新型コロナ治療薬補助公費
◆5/7以前に実施した場合
- 従来通り、「コロナ検査」、「コロナ入院」の公費を使用
◆5/8以降に実施した場合(コロナ治療薬のみ公費対象、コロナ治療薬以外は公費適用対象外)
- 従来の、「コロナ検査」、「コロナ入院」の公費は利用することができなくなります
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代わりに「コロナ5類・全額補助」公費を利用することが可能になります
- 【操作方法】
- 公費登録
- 「保険・公費」タブの「公費」欄に負担者番号、受給者番号を登録する
- 公費制度で「コロナ5類・全額補助」を選択して公費を追加する
- 会計時に公費適用
- 対象薬剤に「コロナ5類・全額補助」を含む保険組合せを適用させる
- 公費登録
※「医保+コロナ5類・全額補助」、「医保+コロナ5類・全額補助+地方公費」等、患者様の保険、公費情報に則り適用
※手技と対象薬剤を含んだ注射オーダーを作成した場合、コストカレンダー(コスカレ)画面上では手技と対象薬剤の算定が統合されている為、算定分割の上、対象薬剤のみに「コロナ5類・全額補助」を含む保険組合せを適用させる
- 【操作方法】
入院医療費一部補助
限度額認定証のマニュアルはこちら
https://tayori.com/q/support-henry/detail/375180/
入院時期ごとの操作方法
◆入院日が4月中で5月以降も継続入院する場合
- 4月中は従来どおり「コロナ入院」公費を使用
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5/1以降、受給者番号が公費の決定通知書記載のものではなく、「9999996」に変更となる(負担者番号は変更なし)
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【操作方法】
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4月分と5月分で公費登録を分ける必要あり(受給者番号が異なるためそれぞれ登録が必要)
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4月診療分
- 負担者番号、受給者番号、公費制度(コロナ入院)は現状の入力のまま
- 期間の終了日を「R5.04.30」で登録する
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「患者管理>入院患者>入院情報を編集>入院保険組合せ」で入院保険組み合わせを、主保険+コロナ入院にして、終了日を「R5.04.30」で登録する
※上記により、デフォルトの保険組み合わせが変更される
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5月診療分
- 負担者番号、公費制度(コロナ入院)は4月以前のものと同様
- 受給者番号が変更となり、「9999996」で登録する
- 期間開始日は「R05.05.01」
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入院保険組み合わせを、主保険+コロナ入院にする
※終了日の登録は最長でも「R05.05.31」となる
(5月末までは従来通り入院医療費全額公費負担、患者負担無となる)
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「患者管理>入院患者>入院情報を編集>入院保険組合せ」で入院保険組み合わせを、主保険+コロナ入院にして、開始日を「R5.05.01」、終了日を「R5.05.31」で登録する
※上記により、デフォルトの保険組み合わせが変更される
- 6月以降診療分
- 下記「入院日が5/8以降の場合」と同様
◆入院日が5/1~7の場合
- 負担者番号、公費制度は従来どおり※「コロナ入院」公費を使用
- 5/1以降は受給者番号を「9999996」で登録が必要
- 【操作方法】
- 5月診療分
- 負担者番号、公費制度(コロナ入院)は4月以前のものと同様
- 受給者番号が変更となり、「9999996」で登録する
- 期間開始日は「R05.05.01」
- 5月診療分
- 【操作方法】
・ 入院保険組み合わせを、主保険+コロナ入院とする
※終了日の登録は最長でも「R05.05.31」となる
(5月末までは従来通り入院医療費全額公費負担、患者負担無となる)
- 6月以降診療分
- 下記「入院日が5/8以降の場合」と同様
◆入院日が5/8以降の場合
- 「コロナ5類・一部補助」公費を使用
- 【操作方法】
- 公費登録
- 「保険・公費」タブの「公費」欄に負担者番号、受給者番号を登録する
- 公費制度で「コロナ5類・一部補助」を選択して公費を追加する
- 入院保険組み合わせ
- 「医保+コロナ5類・一部補助」や「医保+コロナ5類・一部補助+地方公費」等、「コロナ5類・一部補助」が含まれる公費を選択する
- 公費登録
- 【操作方法】