企業主導型保育事業では、「ヒヤリハット報告書」・「事故・怪我報告書」・「教育・保育施設等 事故報告様式」 を目的別に記載していただくようお願いしております。
それぞれの用途と目的についてご説明いたします。
【ヒヤリハット報告書】
保育施設において事故には至らなかったものの、一歩間違えれば事故につながっていた可能性のある「ヒヤッ」とした「ハッ」とした出来事を記録し、全職員で事例共有をすることで、重大事故を防ぐために傾向を分析し、対策を講じることが目的です。
協会への報告の必要はありませんが、立入調査時には記録内容を確認させていただきます。
【事故・怪我報告書】
軽微な事故や怪我の報告書となります。事故やケガが発生した場合に、発生状況と共に「なぜ」そのような事故が起こったのか、原因を究明後、予防策を記載します。
児童の身体状況は職員間での共有はもちろん、保護者への説明を行う際にも、状況を確認するために報告書を確認することがあります。
そのため、きちんと説明ができるよう、できる限り詳しく記載することが必要です。
また、報告書をもとに、職員配置や子どもの見守り方などを見直しを行い、管理体制に問題はなかったのか振り返ることも重要です。
協会への報告の必要はありませんが、立入調査時には記録内容を確認させていただきます。
【教育・保育施設等 事故報告様式】
重大事故であればこの報告が必要です。
事故が発生した場合は、都道府県への報告と共に協会にも報告書の写しを報告頂く必要があります。
▶児童育成協会が求める、報告の対象となる「重大事故」の範囲
・死亡事故
・30日以上の治療を要する事故
・意識不明(人口呼吸器を付ける、ICUに入る等)
・置き去り、行方不明
※上記の他にも、自治体等独自で報告基準が設けられていることがあります。
自治体に事故報告を行った際は、上記の範囲以外であっても、報告書の写しを当協会にお送りください。
▶報告方法
ポータルサイトのトップページの「事故報告」より
事故報告書(第1報)提出フォームにて事項報告書を添付のうえ、ご報告ください。
事故報告・感染症報告・自然災害報告の提出について
https://www.kigyounaihoiku.jp/wp-content/uploads/2023/05/20230509-01-01.pdf
(参考)ヒヤリハット事例集ー保育事業編ー(地方公務員災害補償基金)
https://www.chikousai.go.jp/gyoumu/bousi/pdf/bousi41.pdf