「モントリオール議定書」の附属書における「オゾン層破壊物質」は、現在のchemSHERPA(Ver2.07)にCAS登録番号付きで収載されています。 規制対象物質をchemSHERPAで検索して情報伝達が可能です。
これには日本の「オゾン層保護法」の規制対象物質等も含んでいます。
http://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/ozone/files/ODS&ODP.pdf
具体的には、chemSHERPA管理対象物質リストにおいて、IEC及びGADSLにフラグが付きます。フラグが付いた物質のうちオゾン層破壊物質であることの確認は、chemSHERPAの物質検索画面で行えます。chemSHERPAの物質検索画面における対象物質の「物質/物質群」の欄に、下記の化合物群名称が掲載されています。この化合物群が記載されているものが、「モントリオール議定書」における「オゾン層破壊物質」に属する物質です。
物質検索画面における対象物質の化合物群名称：
オゾン層破壊物質：
・オゾン層破壊物質
・HCFC
・HBFC
■ 物質リスト一覧の入手について：
1) chemSHERPAの外部リストをお持ちの場合
本規制対象物質の物質リストを抽出するには、有償で提供している以下の外部リスト(Excelシート)からその物質群名称(Substance Group Name JP)において、上記の化合物群名称でフィルタをかけて抽出すれば物質の一覧が得られます。
外部リスト類利用サービス
https://chemsherpa.net/tool/list
2) chemSHERPAの外部リストをお持ちでない場合
chemSHERPAの参照リストにおける、IC01_GADSLのシートにダウンロード済みのGADSL Reference Listが、及びIC02_IEC62474のシートにダウンロード済みのIEC62474のDSL及びRSLがコピーしてありますので、これをご利用ください。
chemSHERPA管理対象物質参照リストVer.2.07.00 ：
https://chemsherpa.net/tool#declarable
上記リストにおいて、 IECリストにおいては、以下の物質群の物質を参照してください：
・Ozone Depleting Substances (CFC, Halon, HBFC, HCFC & others)の群の物質
GADSLリストにおいては、以下の３つの物質群の物質を参照してください：
・Ozone depleting halogenated Hydrocarbons and Carbons, all members
・Hydrochlorofluorocarbons (HCFC's), all members
・Hydrobromofluorocarbons (HBFC's), all members
上記のIC01及びIC02に収載された物質がchemSHERPAに収載されています。
収載された物質は、IEC(International Electrotechnical Commission) 及びGASG（Global Automotive. Stakeholders Group)が法律に該当する物質を自主的に判断した
ものであり、 chemSHERPAはこれらを引用しています。