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「推し活」が教えてくれる、誰かを支える仕事のやりがいの作り方

「推し活」が教えてくれる、誰かを支える仕事のやりがいの作り方

パーソルテンプスタッフ株式会社は2026年9月14日、はたらく人を対象に「推し活」とはたらき方の関係を調べた実態調査をプレスリリースとして配信しました。

調査によると、はたらく人の23.6%、約4人に1人が推し活を行っており、そのうち61.8%が「推し活は働きがいやキャリア形成に役立つ」と回答しています。

見返りを求めず応援することが、なぜ「役に立つ」のか

推し活は、好きな対象のライブやイベントに参加したり、グッズを購入したり、SNSで発信したりと、直接の見返りを求めずに誰かを応援する活動です。

今回の調査では、推し活が「非常に役立つと思う」という回答(23.1%)は、比較対象の中で「資格取得」に次いで2番目に高く、スキルアップを目的としない活動であっても、本人のモチベーションやキャリア観に前向きな影響を与えうることが示されています。

対価や評価のためではなく、誰かのために時間や熱量を注ぐこと自体が、はたらく上でのやりがいにつながっているという見方ができそうです。

「支える仕事」としてのカスタマーサポートに重ねてみる

この構図は、カスタマーサポートの仕事にも通じる部分があるのではないでしょうか。

カスタマーサポートは、顧客からの問い合わせやクレームに対応するだけでなく、本質的には「困っている誰かを支える」仕事です。 推し活をする人が、応援する相手の喜びや成長を自分の喜びとして感じるように、カスタマーサポートの担当者も、顧客の課題が解決した瞬間や、感謝の言葉を受け取った瞬間に、自分の仕事の意味を実感しやすいと言われています。

違いがあるとすれば、推し活は「自ら選んで応援する」行為であるのに対し、カスタマーサポートは「割り当てられた相手を支える」業務である点です。

だからこそ、組織の側が「支えた先に何があったか」を可視化し、担当者に伝え返す仕組みを持っているかどうかが、やりがいの実感を左右すると考えられます。

「社外活動を歓迎する企業」で働きたいという声

調査では、推し活をする人の54.1%が「従業員の社外での多様な取り組みを歓迎する企業で働きたい」と回答し、20〜39歳では58.0%とさらに高い水準でした。

また56.3%が「社外活動を支援する制度がある方が安心してはたらける」と答えており、従業員の価値観や過ごし方を尊重する姿勢そのものが、企業選びの判断材料になっていることがうかがえます。

カスタマーサポートの現場は人手不足や離職率の高さが課題になりやすい職種ですが、業務内での評価や制度だけでなく、従業員が仕事の外で何に情熱を注いでいるかを尊重する組織文化が、定着や採用の面でも意味を持ち始めているのかもしれません。

「推される」経験を、仕事の中にも作れるか

推し活における一番の報酬は、応援する相手から直接何かをもらうことではなく、応援すること自体から得られる満足感だと言われます。

カスタマーサポートの現場でも、顧客からの「ありがとう」の声を記録し、チーム内で共有する取り組みを行っている企業があります。

日々の対応の中で埋もれがちな小さな感謝の声を可視化し、担当者自身に「支えた相手に届いた」という実感を返していくことが、推し活が与えてくれるやりがいの構造を、仕事の中にも取り入れるヒントになりそうです。

推し活は余暇の過ごし方の一つに過ぎませんが、そこから見えてくる「見返りを求めず誰かを支えることの充実感」は、カスタマーサポートという仕事の価値を見つめ直すきっかけにもなるのではないでしょうか。

出典:「推し活」をする人の約6割が「働きがい・キャリア形成に役立つ」と回答 はたらく人の約4人に1人が「推し活」、企業選びにも影響

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著者:Tayori Blog編集部

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