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カスタマーサポートにおすすめの7つの資格を紹介|資格取得のメリットも解説

カスタマーサポート 資格

「カスタマーサポートとして活躍するために、資格は取得したほうがいい?」「どんな資格を取得したらいいの?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

本記事では、カスタマーサポートが資格を取得するメリットから、おすすめの資格まで紹介します。

 

カスタマーサポートが資格を取得するメリット

カスタマーサポートに限らず、資格取得には「転職や就職活動で役立つ」以外にもさまざまなメリットがあります。キャリアアップを目指すなら資格の学習を通して知識を定着でき、未経験の仕事に挑戦するときも、資格を持っていることでスキルを客観的に証明できます。

まずは、カスタマーサポートが資格を取得する3つのメリットを紹介します。資格取得が必要かどうか、検討してみましょう。

1.学習を通じて専門知識がつく

カスタマーサポートが資格を取得する1つ目のメリットは、「学習を通じて専門知識がつく」ことです。資格にはいくつもの種類があり、それぞれ内容やレベルが細かく分かれています。自分のレベルと目標に合った資格を選べば、求めている知識とスキルを効率よく、体系的に身に付けられるでしょう。

そのために大切なのは、今の自分に合った資格を選ぶことです。本記事の後半ではカスタマーサポートにおすすめの7つの資格を紹介しているので、今身につけたいスキルに適しているものをチェックしてみてください。

2.知識やスキルを客観的に証明できる

カスタマーサポートが資格を取得する2つ目のメリットは、「知識やスキルを客観的に証明できる」ことです。どんなに優れた知識やスキルを持っていても、それを証明するのは難しいかもしれません。特に面接のような時間の限られた場では、深い話ができず、自分の能力を伝えきれないこともあるでしょう。

資格があれば、その人がどのくらいの知識とスキルを持っているのかを、履歴書を見ただけで判断できます。面接では書類選考にも通りやすくなるだけではなく、今の職場でのキャリアアップにも役立ちます。資格保有者に対して手当を支給する会社も多いです。

3.目標をもって学習を進めやすくなる

カスタマーサポートが資格を取得する3つ目のメリットは、「目標をもって学習を進めやすくなる」ことです。「資格合格」というハッキリしたゴールがあるだけで、学習のモチベーションは高まるでしょう。

何より、資格勉強を通して知識を効率よく身に付けられます。資格勉強で使うテキストには、目標に対して必要となる知識だけが体系的にまとめられているため、学ぶ途中で「迷子」になることも少ないでしょう。

また、資格の受験日が決まっていることで、ペースを計算しながら進められるのも、単に自主学習をするのではなく資格を通して学習するメリットです。

 

カスタマーサポートにおすすめの7つの資格

カスタマーサポートに関係する資格は様々あり、どの資格の学習をするべきか迷う人も多いのではないでしょうか。

そこでおすすめなのは、カスタマーサポートへの転職やそこでのキャリアアップだけでなく、営業や接客・販売など、人とかかわる仕事全般にも広く役立つ資格です。コミュニケーション全般やIT、オフィス製品などに関する知識を学べるものを選ぶことで、これらからの業務や転職にも役立ちます。

まずは自分の目標や状況(職種や役職)を見なおしてみましょう。その上で、役に立ちそうな資格や、今の自分の興味関心に合ったものを探してみるのがおすすめです。

【カスタマーサポートにおすすめの7つの資格】

  • コンタクトセンターやカスタマーサポートで働くなら「コン検」
  • 仕事での電話応対全般に役立つ「電話対応技能検定」
  • 自分のファンや自社のユーザーを増やしたいなら「CSスペシャリスト検定」
  • 仕事で関わるあらゆる人に好印象を与える「接客サービスマナー検定」
  • 本質的な人との関わり方を学べる「コミュニケーション能力認定講座」
  • マイクロソフト製品のスペシャリストを目指すなら「MOS検定」
  • 業務上、少しでもITに触れる機会があるなら「ITパスポート」

1.コン検(コンタクトセンター検定試験)

コン検(コンタクトセンター検定試験)は、顧客対応力の高さを示す資格です。資格はいくつかのレベルに分けられているため、今の役職や目標に合ったものを選び、効率的なキャリアアップを目指しましょう。

資格名 内容 業務経験の目安
エントリー資格 非対面のコミュニケーションの基本やビジネスマナー なし
オペレーター資格 高レベルな顧客対応と、新人指導 1~3年
スーパーバイザー資格 管理者としてのマネジメント 3年以上
オペレーションマネジメント資格 顧客タイプ部門の運営・管理 5年以上
コンタクトセンターアーキテクチャ資格 コンタクトセンターの新規構築や、システム関連の知識 5年以上

>>コン検の公式サイト

EN:エントリー資格

「EN:エントリー資格」は、電話をはじめとする非対面でのコミュニケーションに関する知識とスキル、ビジネスマナーなどを認定する基本レベルです。最近ではオンラインでの営業や販売も増えたため、コンタクトセンターに限らず身につけておきたいスキルといえます。

【受験対象者】

  • コンタクトセンターに勤め始めた人
  • 新社会人
  • 学生

【業務経験の目安】

なし

OP:オペレーター資格

「OP:オペレーター資格」は、顧客対応業務を高いレベルで実践できること、新人指導ができる知識とスキルがあることを証明する中級レベルです。コンタクトセンターで長く勤めるなら、人材教育に関わる知識は早めに身につけておきましょう。

【受験対象者】

  • オペレーター(電話対応者)
  • リーダー(オペレーターのサポートをする人)
  • リーダー見習い

【業務経験の目安】

1~3年ほど

SV:スーパーバイザー資格

「SV:スーパーバイザー資格」は、コンタクトセンターやコールセンターの管理者に求められる知識とスキルがあることを証明する中級レベルです。センター全体のマネジメントができるようになれば、管理者、つまりスーパーバイザーへの昇進も近付くでしょう。

なお、スーパーバイザーはオペレーターの管理やサポートに加え、シフトの作成・管理や勤怠などにも携わります。一般的に、20名ほどのチームを束ねる役割と考えておきましょう。

【受験対象者】

  • スーパーバイザー
  • スーパーバイザー見習い

【業務経験の目安】

3年以上

OMP:オペレーションマネジメント資格

「OMP:オペレーションマネジメント資格」は、顧客対応部門の運営やパフォーマンス管理ができることを証明する上級レベルです。センター長や、部門全体のマネージャーを目指す人におすすめの資格です。

マネージャーはスーパーバイザーのサポートや管理をする役割で、センター全体の生産性や品質向上にも携わります。

センター長はセンター全体の責任者で、人員管理のほかにも収益や成果のチェックと分析、品質管理や人材育成全般などを幅広く行います。

【受験対象者】

  • スーパーバイザー(自分の上位職について理解するために役立つ)
  • マネージャー
  • センター長

【業務経験の目安】

5年以上

CAP:コンタクトセンターアーキテクチャ資格

「CAP:コンタクトセンターアーキテクチャ資格」は、コンタクトセンターの新規構築やシステム導入に関する知識とスキルがあることを証明する上級レベルです。

顧客応対をはじめとする通常のオペレーションよりも、システム回りを担当する人に役立つ資格です。コンタクトセンターだけでなく、IT系の営業職にもおすすめできます。

【受験対象者】

  • センター構築部門の担当者
  • IT企業の営業職

【業務経験の目安】

5年以上

2.電話対応技能検定

電話応対技能検定(もしもし検定)は、電話応対のエキスパートとして「即戦力となり得る人材」の指導・育成ができることを示す資格です。もちろん、電話応対者としての高度なスキルを有していることも証明できます。

電話の受け方やかけ方、ビジネスマナーなどの基本はもちろん、正しい日本語の使い方も資格勉強を通して身につけられます。「お客さまに喜ばれるビジネス電話応対」を実現する、プロフェッショナルを育てるための資格です。

>>電話応対技能検定の公式サイト

3.CSスペシャリスト検定

CSスペシャリスト検定は、CS(カスタマーサティスファクション)を高め、新たに顧客を生み出し続けられる人材であることを示す資格です。

CSとは「顧客満足度」のことで、顧客が商品やサービスを利用したときにどのくらい満足したかを示す指標です。顧客満足度を改善することでLTV(顧客が契約してから解約するまでの間に自社にもたらす利益)を高められます。

Webでの筆記問題で基本知識を確認したら、実際に「お客さま対応スクリプト」を作ります。その後、電話での実技問題に挑戦できる、実務を意識した検定です。

>>CSスペシャリスト検定の公式サイト

4.接客サービスマナー検定

接客サービスマナー検定は、業務で必要となるコミュニケーションスキルを身に付けた、「ワンランク上の接客サービス」ができる人材であることを示す資格です。

接客といっても、飲食店やサービス業だけの話ではありません。エアラインやホテル、ブライダルといったワンランク上の接客が求められる業種はもちろん、医療や介護業界における利用者との接し方も身に付けられます。

立ち居振る舞いや基本的なビジネスマナーも学べるため、人と関わる仕事全般におすすめできます。

>>接客サービスマナー検定の公式サイト

5.コミュニケーション能力認定講座

コミュニケーション能力認定講座は、公私にかかわらず、人生のあらゆるシーンで役立つ「コミュニケーション能力」があることを示す資格です。

アンソニー・ロビンズ(クリントン元大統領をコーチした、世界的に有名なトレーナー)の「人生の質は、コミュニケーションの質で決まる」を合言葉に、職場や家庭、友人関係などで広く役立つコミュニケーションの方法を教えています。

人にコミュニケーションを教える「トレーナー育成コース」もあり、これはマネジメント職を目指す人におすすめです。

>>コミュニケーション能力認定講座の公式サイト

6.MOS検定

MOS検定(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、ExcelやWordをはじめとするマイクロソフトオフィス製品のスキルを証明する資格です。これらのオフィス製品はどんな業界・業種でも使われているため、資格があれば就職・転職時に役立つ「汎用性の高い武器」となるでしょう。

マイクロソフト製品の種類ごとに、一般レベルと上級レベルで資格が分かれています。苦手分野や業務上必要なものから、優先的に学んでいくのがおすすめです。

>>MOS検定の公式サイト

7.ITパスポート

ITパスポートは、ITを活用するすべての人におすすめできる国家資格です。AIやビッグデータ、IoTなどといった最新技術の理解はもちろん、ITを業務や経営に活かすための幅広いスキルがあることを示せます。

経済産業省のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進もあり、高度なIT人材へのニーズは高まり続けています。ITに直接かかわる仕事でなくとも、ITに関する基礎知識は今や欠かせません。これからの時代を生き抜くため、業務上困るシーンを減らすために、必要なことを学べます。

また、IT・通信系の知識を身に着けていると、テクニカルサポートやテクニカルヘルプデスクとしての活躍も可能です。

ITに関する幅広い知識が求められるため、初めて挑戦する人にとってはインプットすることが多いですが、学ぶ価値はある資格だといえるでしょう。

>>ITパスポートの公式サイト

 

カスタマーサポートとしてのキャリアアップを目指すなら資格取得を通して専門知識を身に着けよう

カスタマーサポートとしてのキャリアアップを目指すなら、資格取得を通して知識を深め、ワンランク上のスキルを身に付けましょう。

資格取得を目指して勉強することで、目標を持って計画を立てられるだけでなく、キャリアアップに必要な専門知識をスムーズに身に付け、客観的にも証明できます。

まずは今の自分の知識レベルと今後の目標を確認し、それに合った、気になる資格がないかチェックしてみましょう。

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