chemSHERPAにおいて、法規制のフラグはシステム的に自動的に付与され、入力者が意図的に付与することはできません。 CAS番号がない物質について、chemSHERPAにおける法規制に該当する旨を情報伝達するには、 以下の2つの方法があります:
1. 該当するSN番号の使用
2. 任意登録してコメント欄に規制物質である旨の記載を行う
1.該当するSN番号の使用について
該当のCAS番号が無い場合でも、その物質が包含される物質群を規制対象にしている法規制があります。 その場合、特定の物質群にSN番号を付与しており、そのSN番号でツールに入力することが可能です。 SN番号の説明と存在するSN番号のリストは下記説明書に記載しています。 ツールに同梱している物質説明書 の付属A 独自番号付与物質一覧におけるSN番号のリストをご覧ください。
2.任意登録してコメント欄に規制物質である旨の記載を行うについて
その化合物を包含するSN番号を利用する手段がありますが、残念ながら、すべての化合物群をカバーする SN番号は用意されていません。 該当するSN番号がない場合は、その化合物を任意登録して、自分で化合物名を登録して、かつ、そのコメント欄に chemSHERPAにおける法規制に該当する旨を記載するしかありません。 例えば、発がん性物質であり、かつLR07(REACH Annex XVIIのエントリー28)又はLR08(MDRにおけるCMR物質)に該当する場合は、上記情報伝達される際にそのコメント欄にLR07又はLR08に該当する発がん性物質で ある旨の記載をされてください。