CMR物質について:
CMRは、Carcinogenic、Mutageics及びReproductiveの略号であり、CMR物質とは、CLP規則の附属書VIの有害性物質リストにおいて、発がん性、変異原性、生殖毒性物質のカテゴリー1A又は 1Bに分類される物質のことです。
chemSHERPA においては、CMR物質(発がん性、変異原性及び生殖毒性のカテゴリー1A及び1B)のすべてを収載してあり、 検索することが可能です。
EU CLP規則(Annex Ⅵ)CMR物質のリストの入手方法:
chemSHERPAの以下の参照リストから最新版のCMR物質を確認できます。 chemSHERPA管理対象物質参照リスト Ver.2.07.10 :
https://chemsherpa.net/tool#declarable
この資料中のLR08_MDRのシートにCLP規則の附属書VIの全文がコピーしてあります。その中のF列(Hazard Class and Category Code(s))に発がん性等の有害性分類が略号で記載してあります。附属書VIはCMR以外を含めたすべての有害物質のリストですので、 そこからCMRだけを抽出します。 上記CMRは、以下の6種類の表記に相当しますので、これら6種類の表記がある物質をExcelの抽出機能を利用して各々抽出してください。それらを合体した物質リストがCMRリストになります。
Carc. 1A 、Carc. 1B
Muta. 1A 、Muta. 1B
Repr. 1A 、Repr. 1B
CLP規則の附属書VIにおける有害性分類は、定期的に見直されて、追加/修正が行われますが、chemSHEPRAの参照リストを利用して得たCMRリストでは、最新の情報を反映しています。