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Webチャットツールのタイプ・目的別の使い方!おすすめツールを紹介

Webチャットツールは、Webサイト上で訪問者の疑問をその場で解消し、離脱を防ぎながらCVR向上を実現する強力な接客・サポート手段です。有人対応による丁寧なサポートから、チャットボットによる24時間自動応答まで種類も多様。目的に合ったツールを選ぶことで、顧客体験向上や問い合わせ削減、売上拡大に大きく貢献します。本記事では特徴や種類、目的別のおすすめツール8選をわかりやすく解説します。

【目次】

  1. Webチャットツールとは何か?
  2. Webチャットツールの主な種類と特徴
  3. 【目的別】おすすめWebチャットツール8選
  4. まとめ
  5. よくある質問

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Webチャットツールとは何か?

Webチャットツールは、Webサイト上で訪問者と企業がリアルタイムで対話し疑問を即時に解消するための仕組みです。

導入目的は、顧客の疑問を即座に解消し、離脱を防ぐことでコンバージョン率を向上させることです。さらにFAQへの誘導やAI応答による効率化、迅速で丁寧な対応による顧客満足度の向上を実現し、ユーザーが安心して利用できる環境を整え、継続的な信頼構築にも寄与する点にあります。

項目 Webチャット 電話 メール
リアルタイム性 高い 非常に高い 低い
手軽さ 高い 低い
対応可能件数 多い 少ない 多い
データ化 容易 難しい 容易
コスト 低〜中

Webチャットツールの主な種類と特徴

Webチャットツールには、主に以下の2つのタイプがあります。

  • 有人対応タイプ:オペレーターによる有人対応で、複雑な相談に柔軟対応し顧客体験(CX)向上
  • チャットボットタイプ:定型質問を自動処理し、即時・省コスト化を実現

①オペレーターによる有人対応タイプ

有人対応には、以下のような特徴があります。

  • メリット

AIでは対応できない複雑な質問や専門的な相談に、柔軟に対応できるのが最大のメリットです。顧客の状況を細やかにヒアリングし、パーソナルな対応を行うことで、高い成約率と顧客満足度の向上に直結します。

  • デメリット

デメリットはコストの高さです。顧客の対応時間に合わせてオペレーターの設置が必要であり、特に夜間や休日の対応には追加コストが発生します。

  • 運用体制・設置コスト

適切な運用体制としては、オペレーターの教育と、対応内容のばらつきを防ぐ体制づくりも必要です。高度な問題解決力とコミュニケーションが期待できる反面、運用体制の構築や維持にコストがかかります。

②チャットボットタイプ

チャットボットの最大の利点は、24時間365日いつでも即時対応が可能なため、顧客を待たせず対応コストを大幅に削減できる点です。定型的な問い合わせを自動で解決することで、オペレーターの負担を軽減します。

チャットボットには主に2種類あります。

  • シナリオ型

あらかじめ設定された質問と回答のフローに従って応答。FAQ、アンケート、申し込み

手続き、商品検索など、回答が固定された定型業務に向いています。

  • AI型

過去のデータから学習し、表現の揺れや意図を理解して柔軟に回答。自然な会話を必要

とする問い合わせや、複雑で多様な質問への対応に適しています。

適切な型を選ぶことで、顧客体験を損なうことなく効率化が図れます。

関連記事:AIチャットボット(AI ChatBot)とは? 機能や種類、メリット・デメリットを解説

【目的別】おすすめWebチャットツール8選

ここからは、ビジネスの目的に合わせて厳選した、おすすめのWebチャットツール8選をご紹介します。各ツールの得意な領域や機能を比較し、最適な導入を検討しましょう。

ツール名 カテゴリ 主な特徴 適した目的
Tayori 総合効率化/CX向上 フォーム・FAQ・チャットを統合し、ノーコードで顧客対応をシンプルに効率化。 全顧客接点の統合、スモールスタート、対応コスト削減
Zendesk 有人/CS向け 世界的なカスタマーサポートプラットフォーム。 顧客満足度向上、大規模CSの効率化
チャネルトーク 有人/接客マーケ向け 接客チャット・CRM・MA機能が統合。 顧客エンゲージメント強化、売上向上
ChatPlus CVR改善向け 有人・無人切替が柔軟で、成約率改善が得意。 スピーディなCVR改善、多機能な自動応答
sinclo ECサイト向け 顧客行動を把握し、購買意欲の高い顧客に自動で話しかけるWeb接客特化。 ECサイトでの離脱防止、売上拡大
AI Messenger Chatbot 高機能AI 高度なAIと自己学習機能で、複雑な問い合わせにも対応できる。 大企業、高度な自動応答ニーズ
TETORI BtoBマーケ向け IPアドレス解析で企業を特定し、企業属性に合わせたチャットでナーチャリング。 BtoBサイトでのリード獲得、営業支援
さっとFAQ FAQ連携 FAQサイトと連動し、チャットボットが最適な記事へ誘導。 問い合わせ削減、FAQサイトの活用促進

総合効率化/CX向上】Tayori

Tayoriは、フォーム、FAQ、AIチャットボット、有人チャット、アンケートといった顧客接点ツールを、ノーコードで統合管理できる点が最大の強みです。この多機能統合性により、各チャネルからの問い合わせを一つの画面で一元管理し、業務の効率化を強力に推進します。

特に、AIチャットボットとFAQを連携させることで定型質問よくある質問を自動で解決し、オペレーターの業務負荷を軽減できます。さらに、フォームやアンケートのデータをCSVでダウンロード可能なため、データ分析による顧客理解の深掘りに役立ちます。

【強みと適正】

  • 簡単な設置・運用: 専門知識不要のノーコード設計で、誰でも簡単に操作・設定できるのが特徴です。最短5分で設置・利用開始できる手軽さも魅力です。全チャネルの問い合わせを一元管理することで、業務のムダを排除し、生産性を向上させます。
  • 柔軟な料金体系: 月額0円から使える「フリープラン」をはじめ「プロフェッショナルプラン」(税抜11,980円/月額)など4つの料金プランから選択可能です。導入しやすいため、顧客対応の品質維持とコスト削減を両立させたい幅広い企業に最適なソリューションです。
  • 回答結果を自動集計: フォームやアンケートだけでなく、チャットログを含めた回答結果や顧客データを自動集計できます。これにより、顧客の生の声を経営改善や商品開発に活かすデータドリブンな意思決定を支援します。
  • 高いセキュリティと信頼性: 外部からの不正アクセスや情報漏洩を防ぐ強固なセキュリティ対策を講じています。顧客情報を扱う上で、高い信頼性を求める企業や金融機関など、幅広い業種での利用に適しています。

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【有人/CS向け】Zendesk

Zendeskは、カスタマーサポート(CS)に特化した多機能性が特徴です。顧客からの問い合わせを、メール、チャット、SNSなどあらゆるチャネルから集約・一元管理する「チケット管理システム」としての機能に優れています。

【強みと適性】

  • 豊富な連携機能: 1,000以上の外部アプリケーション(CRM、SFAなど)との連携が可能で、既存の業務システムに組み込みやすい柔軟性があります。
  • 中〜大企業向け: 大規模なオペレーター体制や、複数部門・複数ブランドでのCS運用にも耐えうる拡張性とセキュリティを備えています。問い合わせの履歴を一元化し、部門間で共有することで、CXをシームレスに向上させることに貢献します。

>>株式会社Zendeskから発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/64750

【有人/接客マーケ向け】チャネルトーク

チャネルトークは、「接客チャット」「顧客管理(CRM)」「マーケティングオートメーション(MA)」を一体化したツールで、顧客対応で得た情報をすぐにマーケティングへ活用でき、オンラインでの販売促進に直結します。

【強みと適性】

  • 導入しやすさ: スタートアップや中小企業でもすぐに利用できるUI/UXの良さが魅力です。
  • 料金体系: 顧客の規模や売上に連動した分かりやすい料金体系を採用しており、無料プランから立ち上げ期の企業向けプラン 月額2,700円〜(年額払い)などを用意。
  • 目的: Webサイト訪問者への能動的な話しかけや、顧客情報に基づいたパーソナルな接客を重視しており、エンゲージメントと売上向上に強いツールです。

>>株式会社 Channel Corporationから発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/29184

【CVR改善向け】ChatPlus

ChatPlusは、有人対応とチャットボットの切り替えが柔軟な点が特徴です。顧客の行動や時間帯に応じて最適な応答を自動で振り分けることで、対応の質を保ちつつ機会損失を防ぎ、コンバージョン率(CVR)改善に直結する機能が豊富です。

【強みと事例】

  • 豊富な機能: 訪問者の閲覧ページや滞在時間に応じて、最適なメッセージを表示する「訪問者情報機能」がCVR向上に効果を発揮します。
  • 料金体系: 月額1,500円〜(年契約)のミニマムプランなどが用意されており、スモールスタートが可能です。
  • 事例: 資料請求や問い合わせフォームの入力補助として導入した結果、学校法人の初回出願数20%増、または企業への問い合わせ数が1/4減などを実現しています。

>>チャットプラス株式会社から発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/19803

【ECサイト向け】sinclo

sincloは、ECサイトでのWeb接客に特化したチャットツールです。最大の特徴は、訪問者の閲覧ページやマウスの動きなどの行動データをリアルタイムで分析し、離脱する兆候が見られた顧客に対して自動で適切なメッセージをポップアップ表示できることです。

【機能と成果】

  • 離脱防止・購買促進機能:
    • 有人対応への連携も可能で、疑問を即座に解消し機会損失を防ぎます。
  • ECサイトでの活用事例:
    • 決済ページでの離脱者を対象に、送料に関する疑問を解消するメッセージを表示することで、問い合わせ件数を削減しつつCVRを向上。
    • 導入後sinclo経由での売上が1億円を突破した事例も報告されており、ECサイトの収益最大化に貢献します。

>>株式会社エフ・コードから発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/8987

【高機能AI】AI Messenger Chatbot

AI Messenger Chatbotは、AIによる高度な自然言語処理(NLU)技術を最大の特徴とし、複雑な表現や質問の意図を正確に理解できるため、カスタマーサポート業務の自動化に強く、高い正答率を誇ります。

【機能と強み】

  • 自己学習機能: 過去のチャットログやオペレーターの対応履歴、新しい問い合わせ内容からAIが継続的に学習し、自動で回答精度を向上させます。これにより、運用負荷を抑えながら精度と対応範囲を拡大できます。
  • 適性: 大規模なコールセンターや、複雑な問い合わせが多い企業での導入に適しています。

>>株式会社AI Shiftから発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/55962

【BtoBマーケ向け】TETORI

TETORIは、BtoBマーケティングの自動化とリード獲得に特化したWebチャットツールです。

【機能と営業支援】

  • リード獲得・企業特定機能:IPアドレスから訪問企業を特定し、匿名アクセスを具体的な企業名に紐づけます。これにより、訪問者が誰かわからない状態でも、企業属性に合わせた最適なチャット対応やポップアップを表示できます。
  • MA機能: 企業属性や訪問履歴、閲覧ページに基づき、自動で最適なコンテンツ(チャットボット、資料請求フォームなど)を出し分け、興味度を高めるナーチャリングを効率化。
  • 営業支援機能:興味度の高いリードはリアルタイムで営業担当者に通知され、関心に基づいた即時アプローチが可能になり、商談化率向上に貢献します。

>>グルービーモバイル株式会社から発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/4987

【FAQ連携】さっとFAQ

さっとFAQは、Webサイト内にすでに存在するFAQサイトやヘルプページとチャットボットをシームレスに連携させることに特化しています。

【機能と適性】

  • 自己解決の促進: 顧客がチャットボットに質問を入力すると、AIではなくFAQに登録された最適な記事を自動で提示し、自己解決を促進。これにより、顧客は自己解決しやすくなり、オペレーターへの問い合わせ削減につながります。
  • 低コスト・簡単運用: AI学習が不要なルールベース型のため、専門知識や大量のデータも不要で、低コストかつ簡単に導入可能。既にFAQを保有する企業や、中小企業にも適しており、問い合わせ対応の工数削減や人件費削減に大きく貢献します。

>>株式会社サンソウシステムズから発表されたプレスリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/54953

まとめ

Webチャットツールは、顧客の疑問を即時に解消し、離脱防止やCVR向上に貢献する重要な接客・サポート手段です。

主な種類は、有人対応タイプ(複雑な質問対応と顧客満足度向上)と、チャットボットタイプ(24時間即時対応とコスト削減)の2つです。

よくある質問

Webチャットを無料で利用できますか?

多くのWebチャットツールには、機能が限定された無料プランが用意されており、小規模な利用や試用目的なら無料で利用可能です。

ただし、高機能や大規模な利用には有料プランが必要です。

Webチャットは匿名で利用できますか?

Webチャットは、基本的に匿名で利用可能です。多くのツールでは、名前やメールアドレスの入力を求めずに会話を始められます。

ただし、企業側が設定により氏名などの個人情報を必須にしている場合もあります。

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著者:Tayoriブログ編集部
日頃からカスタマーサポートと向き合うメンバーが、問い合わせ対応の課題解決とビジネス成長を支援するため、カスタマーサポートや業務効率化に役立つ情報を発信しています。

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