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イベントアンケートのテンプレート・例文集!目的や回答率を上げるポイントを解説

イベントアンケートのテンプレート・例文集!目的や回答率を上げるポイントを解説

イベントの成功は開催して終わりではありません。参加者からのフィードバックを集め、次回のイベントをさらに充実させるためにアンケートは欠かせないツールです。しかし、「どんな質問を設定すべきか」「回答率が低くて十分なデータが集まらない」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、イベントアンケートの目的別テンプレートや例文、そして回答率を高めるための効果的なポイントを詳しく解説します。適切なアンケートを実施して参加者の声を最大限に活かし、より価値の高いイベント運営を実現しましょう。

目次

  1. イベントアンケートの目的とは?
  2. 【目的別】イベントアンケートのテンプレート・例文
  3. イベントアンケートの回答率をアップさせるポイント
  4. まとめ

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イベントアンケートの目的とは?

イベントアンケートは、単なる形式的なものではなく、明確な目的を持って実施することで大きな価値を生み出します。主な目的としては以下のようなものが挙げられます。

  1. イベント満足度の測定
    参加者がイベント全体や個別のセッション、スピーカー、会場設備などにどの程度満足したかを数値化することで、イベントの成功度を客観的に評価できます。これにより、投資対効果(ROI)の測定や、スポンサーへの報告資料としても活用できます。
  2. 改善点の特定
    「良かった点」と「改善すべき点」を直接参加者から聞くことで、次回のイベント企画に活かせる具体的なフィードバックを得られます。特に、不満や問題点を早期に把握することで、同じ失敗を繰り返さないようにできます。
  3. 参加者ニーズの把握
    今後のイベントテーマや内容、形式についての希望や期待を聞くことで、参加者のニーズに合ったイベント企画が可能になります。これにより、参加者数の増加や満足度の向上につながります。
  4. マーケティングデータの収集
    参加者の属性や関心事項、参加動機などを分析することで、より効果的なマーケティング戦略の立案に役立てることができます。例えば、どの広告チャネルからの集客が多かったのかを把握し、次回の宣伝活動に活かせます。
  5. 関係構築とエンゲージメント強化
    アンケートそのものが、参加者との対話の機会となります。特に、オープンエンドな質問を設けることで、参加者は自分の声が聞かれていると感じ、主催者との関係強化につながります。

これらの目的を明確にした上でアンケートを設計することで、単なる形式的な調査ではなく、次のアクションにつながる有意義なデータ収集が可能になります。

 

【目的別】イベントアンケートのテンプレート・例文

イベントアンケートは目的によって質問内容や形式が異なります。ここでは、代表的な目的別にテンプレートと例文を紹介します。自社のイベントに合わせてカスタマイズしてご活用ください。

一般的なアンケート

一般的なイベントアンケートでは、イベント全体の評価と基本的な情報収集を目的とします。簡潔でありながら必要な情報を網羅的に集められるテンプレートです。

質問例:

1.基本情報

  • お名前(任意):
  • 所属企業/団体(任意):
  • 年齢層:□20代以下 □30代 □40代 □50代 □60代以上
  • 業種:□IT・通信 □製造 □金融 □小売 □サービス □その他(  )

2.イベント全体の満足度

  • 今回のイベント全体の満足度をお聞かせください。 □大変満足 □満足 □普通 □不満 □大変不満

3.知ったきっかけ

  • 今回のイベントをどのように知りましたか? □ウェブサイト □SNS □メールマガジン □知人の紹介 □その他(  )

4.良かった点・改善点

  • 特に良かった点を教えてください。(自由記述)
  • 改善すべき点があれば教えてください。(自由記述)

5.次回参加意向

  • 次回も同様のイベントがあれば参加したいですか? □ぜひ参加したい □機会があれば参加したい □どちらとも言えない □参加しない

満足度調査

イベントの各要素における満足度を詳細に測定するためのアンケートです。数値化しやすい形式で設計することで、回を重ねるごとの改善度合いを測定できます。

質問例:

1.各要素の満足度評価(5段階評価:5=非常に満足、1=非常に不満)

  • イベント内容の充実度: 5 4 3 2 1
  • 講演者/スピーカーの質: 5 4 3 2 1
  • 会場の設備・快適さ: 5 4 3 2 1
  • スタッフの対応: 5 4 3 2 1
  • 配布資料の内容: 5 4 3 2 1
  • 開催時間・所要時間: 5 4 3 2 1
  • ネットワーキングの機会: 5 4 3 2 1
  • 参加費の妥当性: 5 4 3 2 1

2.総合満足度

  • イベント全体としての満足度をお聞かせください。 □大変満足(100点) □満足(75点) □普通(50点) □不満(25点) □大変不満(0点)

3.NPS(Net Promoter Score)質問

  • このイベントを友人や同僚に薦める可能性はどのくらいありますか? (0=全く薦めない〜10=非常に薦める) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

4.満足/不満の理由

  • 特に満足された点を教えてください。(自由記述)
  • 特に不満に感じた点を教えてください。(自由記述)

イベント内容の評価

セミナーやカンファレンスなど、コンテンツが中心となるイベントで、内容の質や有用性を評価するためのアンケートです。

質問例:

1.セッション/プログラム評価(5段階評価:5=非常に良い、1=非常に悪い)

  • 基調講演「○○○○」: 5 4 3 2 1
  • セッションA「○○○○」: 5 4 3 2 1
  • セッションB「○○○○」: 5 4 3 2 1
  • パネルディスカッション: 5 4 3 2 1

2.内容の難易度

  • 内容の難易度はいかがでしたか? □非常に難しい □やや難しい □ちょうど良い □やや簡単 □非常に簡単

3.理解度・有用性

  • 今回のイベント内容をどの程度理解できましたか? □完全に理解できた □ほとんど理解できた □一部理解できた □あまり理解できなかった □ほとんど理解できなかった
  • 内容は実務に役立つものでしたか? □非常に役立つ □やや役立つ □どちらとも言えない □あまり役立たない □全く役立たない

4.最も印象に残った内容

  • 最も印象に残ったセッションや内容を教えてください。(自由記述)
  • その理由もお聞かせください。(自由記述)

参加動機ヒアリング

なぜ参加者がイベントに参加したのかを把握し、効果的なマーケティング戦略やコンテンツ企画に活かすためのアンケートです。

質問例:

1.参加のきっかけ

  • 今回のイベントに参加しようと思ったきっかけは何ですか?(複数選択可) □テーマに興味があった □特定の講演者/スピーカーに興味があった □業務上必要な知識を得るため □人脈形成のため □上司・同僚に勧められた □過去のイベントが良かったから □その他(       )

2.期待していたこと

  • イベント参加前に最も期待していたことは何ですか?(一つ選択) □新しい知識・情報の習得 □具体的なスキルの習得 □人脈づくり・交流 □最新トレンドの把握 □特定の問題解決のヒント □その他(       )

3.情報源

  • どのような情報源からイベントを知りましたか? □公式ウェブサイト □SNS(□Twitter □Facebook □LinkedIn □Instagram □その他) □メールマガジン □検索エンジン □知人・同僚からの紹介 □その他(       )

4.決め手となった情報

  • イベント参加を決める際、最も重視した情報は何ですか? □テーマ・内容 □講演者・登壇者 □開催日時・場所 □参加費 □主催者の信頼性 □その他(  )

今後の要望ヒアリング

将来のイベント企画に活かすための参加者のニーズや要望を収集するアンケートです。次回以降のイベント改善に直結する貴重な情報源となります。

質問例:

1.今後のテーマ希望

  • 今後取り上げてほしいテーマや内容をお聞かせください。(複数選択可) □技術動向 □業界トレンド □事例紹介 □基礎知識 □実践的スキル □その他具体的に:(       )

2. 希望する形式

  • 今後希望するイベント形式はどれですか?(複数選択可) □講演形式 □パネルディスカッション □ワークショップ □交流会 □オンライン開催 □ハイブリッド開催(対面+オンライン) □その他(       )

3.開催頻度・タイミング

  • 希望する開催頻度はどれくらいですか? □毎月 □四半期に1回 □半年に1回 □年に1回 □その他(  )
  • 希望する開催曜日・時間帯を教えてください。 曜日:□平日 □土曜 □日曜 時間帯:□午前 □午後 □夕方以降

4.その他の要望

  • 今後のイベントについて、その他ご要望があればお聞かせください。(自由記述)
  • 特に改善してほしい点があれば具体的に教えてください。(自由記述)

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イベントアンケートの回答率をアップさせるポイント

せっかく作成したアンケートも、回答率が低ければ十分なデータが集まりません。ここでは、回答率を高めるための効果的なポイントを紹介します。

質問数を適切に設定する

アンケートの質問数は回答率に大きく影響します。長すぎるアンケートは回答者の負担となり、途中で離脱する原因となります。

ポイント:

  • 5〜10問程度を目安に、完了までの時間が3〜5分以内になるよう設計する
  • 質問の冒頭に「所要時間約○分」と明記し、回答者の心理的負担を軽減する
  • 最重要な質問を前半に配置し、後半に行くほど優先度の低い質問を並べる
  • 必須回答と任意回答を明確に分け、必須回答は必要最小限にする

例えば、「この簡単なアンケートは約3分で完了します」と明記すれば、回答者は時間的な見通しを持って取り組めます。また、マトリクス形式の質問を活用すれば、複数の項目を一度に評価できるため、質問数を減らしながらも必要な情報を収集できます。

タイミングを工夫する

アンケートを依頼するタイミングは、回答率に大きく影響します。最適なタイミングで依頼することで、記憶が新鮮なうちに回答してもらえます。

ポイント:

  • イベント直後(できれば当日中)にアンケートを配布する
  • 締切日を設定し、期限感を持たせる(1週間程度が目安)
  • リマインダーを1〜2回送信する(締切3日前、前日など)
  • イベント中に「後ほどアンケートをお送りします」と事前告知しておく
  • アンケート回答のための時間をイベントのプログラムに組み込む

特に効果的なのは、イベントの最後に5分程度のアンケート回答時間を設け、その場で回答してもらう方法です。「皆さまのご意見をぜひお聞かせください」と司会者から呼びかけることで、回答率が大幅に向上します。

インセンティブを提供する

回答者への特典や報酬を用意することで、回答のモチベーションを高めることができます。ただし、インセンティブは回答内容に影響を与えないよう配慮が必要です。

ポイント:

  • 抽選でのギフトカードや商品プレゼント
  • 次回イベントの割引券や優先参加権
  • 回答者限定の資料や情報の提供
  • 寄付型インセンティブ(回答1件につき○円を特定の団体に寄付するなど)
  • 回答結果のサマリーレポートの共有

例えば、「アンケートにご回答いただいた方の中から抽選で10名様に、ギフトカード1,000円分をプレゼント」といった特典を用意することで、回答率が向上します。また、「回答者全員に講演資料をPDFでお送りします」という特典も効果的です。

質問内容を工夫する

質問の内容や形式自体を工夫することで、回答者の負担を減らし、回答意欲を高めることができます。

ポイント:

  • 簡潔で分かりやすい言葉を使用する
  • 専門用語や難解な表現を避ける
  • 回答しやすい選択肢を用意する(5段階評価、複数選択など)
  • 個人情報に関する質問は最小限にする
  • オープンエンド(自由記述)の質問と選択式の質問をバランスよく配置する

例えば、「本日のイベントの内容は期待通りでしたか?」という質問よりも、「本日のイベントの内容に満足度を5段階で評価してください」という質問の方が回答しやすくなります。また、自由記述は任意回答にするなど、回答者の負担に配慮しましょう。

モバイルフレンドリーな設計にする

現在、多くの人がスマートフォンでアンケートに回答します。モバイル端末でも快適に回答できる設計にすることで、回答率が向上します。

ポイント:

  • レスポンシブデザインのアンケートフォームを使用する
  • 画面サイズに合わせて自動調整される設計にする
  • タップしやすい大きさのボタンや選択肢を用意する
  • 長い文章や複雑な表は避ける
  • 入力項目を最小限にし、選択式の質問を中心にする
  • QRコードを活用して簡単にアクセスできるようにする

特にオフラインイベントでは、会場にQRコードを掲示し、スマートフォンで簡単にアクセスできるようにすると効果的です。「こちらのQRコードからアンケートにご回答ください」と案内することで、その場での回答率を高めることができます。

フィードバックの活用を伝える

アンケート結果がどのように活用されるのかを明確に伝えることで、回答者の協力意欲が高まります。自分の意見が実際に役立つと感じることで、回答のモチベーションが向上します。

ポイント:

  • アンケートの目的や活用方法を冒頭で説明する
  • 前回のアンケート結果に基づく改善事例を紹介する
  • 「皆様のご意見を今後のイベント改善に活かします」と明記する
  • アンケート結果のサマリーを後日共有することを約束する
  • 具体的なアクションプランに繋げる意思を示す

例えば、「前回のアンケートでいただいたご意見をもとに、今回は休憩時間を増やし、質疑応答の時間を設けました」と説明することで、意見が実際に反映されていることを示せます。また、「いただいたご意見は全て企画チームで確認し、次回イベントの改善に活かします」という一言を添えることも効果的です。

まとめ

イベントアンケートは、単なる満足度調査にとどまらず、次回のイベント成功に向けた貴重なデータ収集の機会です。本記事では、イベントアンケートの目的別テンプレートと回答率を高めるポイントを紹介しました。

効果的なアンケートを実施するためには、明確な目的設定、適切な質問設計、回答しやすい形式、そして適切なタイミングと工夫が重要です。特に、質問数を絞り、モバイルフレンドリーな設計にすることで、回答者の負担を減らし、回答率を高めることができます。

また、インセンティブの提供やフィードバックの活用方法を伝えることで、回答者の協力意欲を引き出せます。アンケート結果は次回のイベント改善に活かすだけでなく、参加者にも共有することで、意見が尊重されていることを実感してもらいましょう。

イベントアンケートの作成や管理に悩まれている方は、Tayoriのようなカスタマーサポートツールの活用も検討してみてください。簡単にアンケートフォームを作成でき、結果の集計も自動で行えるため、イベント運営者の負担を大幅に軽減できます。参加者の声を最大限に活かし、より満足度の高いイベントを実現していきましょう。

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著者:Tayoriブログ編集部
日頃からカスタマーサポートと向き合うメンバーが、問い合わせ対応の課題解決とビジネス成長を支援するため、カスタマーサポートや業務効率化に役立つ情報を発信しています。

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