
・無料で使える主要なアンケートフォーム作成ツール10選の機能・制限比較
・利用シーンや目的に合わせた最適なアンケートツールの選び方
・無料ツール利用時の注意点と、有料プランへ切り替えるべき判断基準
顧客満足度調査や市場調査、社内アンケートを実施する際、手軽に調査を行えるアンケートフォーム作成ツールの活用が不可欠です。しかし、「どのツールが無料でどこまで使えるのか」「自社の用途に合うのはどれか」と迷う担当者様も多いのではないでしょうか。
本記事では、2026年9月時点の最新情報を踏まえ、無料で使えるおすすめのアンケート作成ツール10選の制限事項や特徴、選び方のポイントを徹底解説します。
【2026年9月最新】無料アンケートフォームの制限・特徴比較表
無料プランで使えるアンケートフォームは、ツールによって回答数や設問数、データ出力の可否などの制限が大きく異なります。自社の実施規模や目的に合わせて最適な比較軸で選びましょう。
主要なアンケート作成ツールの無料プランにおける制限と特徴を一覧表にまとめました。
| ツール名 | 無料プランの回答数・設問数 | データ出力(CSV等) | ロゴ非表示の可否 | 特徴・向いている用途 |
| Tayori | 無制限・無制限 | 可能 | 不可(有料) | 専門知識不要の直感的UI。無制限&CSV出力可。ビジネス利用に最適。 |
| Googleフォーム | 無制限・無制限 | 可能 | 可 | 完全無料。スプレッドシート連携が強力。デザインは標準的。 |
| formrun | 30件/月・無制限 | 有料のみ | 不可(有料) | デザイン性重視。条件分岐などの高度な設問を無料で利用可能。 |
| CustomForm | 無制限・10問まで | 可能 | 不可(有料) | 回数制限なし。シンプルな調査を何度も繰り返したい場合に。 |
| Questant | 閲覧100件まで・10問 | 有料のみ | 不可(有料) | リサーチ特化。プロ仕様のテンプレートで質の高い設問設計が可能。 |
| SurveyMonkey | 25件まで・10問 | 有料のみ | 不可(有料) | 多言語調査に対応。高度な分析で本格調査が必要な場合に。 |
| Typeform | 10件/月・10問 | 不可 | 不可(有料) | 会話形式で高い回答率を実現。デザイン性に優れグローバルで人気。 |
| MOMONGAアンケート | 10,000件・無制限 | 可能 | 不可(有料) | iPad対応。展示会やセミナー会場でのオフライン回収に。 |
| Zoho Survey | 100件まで・10問 | 有料のみ | 不可(有料) | CRM連携。外部ツールとの親和性が高く、小規模な顧客調査に。 |
| Surveoid | 無制限・無制限 | 無料で可能 | 不可(有料) | セルフ型アンケート作成ツール。無料での簡易作成・集計に対応。 |
迷ったらこれ!利用シーン別のおすすめ無料ツール3選
選択肢が多くて決めきれない場合は、「コスト」「CS・顧客対応」「対面イベント」という3つの利用シーンから絞り込むのがもっとも効率的です。
1. 社内利用・完全無料重視なら「Googleフォーム」
コストを一切かけず、回答数・設問数を無制限で集めたい社内アンケートやコミュニティ用途に最適です。
2. 顧客対応・カスタマーサポートでの利用なら「Tayori」
設問・回答数が無制限でCSV出力も無料。さらにFAQ機能や問い合わせ管理(フォーム機能)と連携できるため、顧客の声をスムーズにサービス改善へ活かせます。
3. イベント会場での対面調査なら「MOMONGAアンケート」
iPadアプリによる回答回収に特化しており、展示会やセミナーなどオフライン環境での大量回答の獲得に強みを発揮します。
そもそもアンケートフォームとは?アンケート作成ツールの種類
Web上で手軽にアンケートを作成・回収できる仕組みには、自社で回答を集める「アンケートフォーム作成ツール」と、パネルに配信する「ネットリサーチツール」の2種類が存在します。
アンケート作成ツールとは、プログラミングなどの専門知識がなくてもWeb上で設問を作成し、集計・分析までを自動化できるシステムの総称です。主に以下の2つに大別されます。
①アンケートフォーム作成ツール
自社のWebサイト、SNS、メルマガなどを通じて回答を集めるツールです。レイアウトや設問形式のカスタマイズ性が高く、自社の顧客や見込み顧客を対象とした「顧客満足度調査」や「製品・サービスのフィードバック収集」に適しています。
②ネットリサーチツール
調査会社などが保有する膨大な登録モニター(回答者パネル)に対してアンケートを配信するツールです。「性別・年代・居住地」などを絞り込んだ市場調査(マーケティングリサーチ)を短期間で行いたい場合に効果的です。
無料プランを備えたアンケート作成ツール10選
無料で使用できるアンケートツール10選の具体的な特徴や機能範囲を紹介します。自社の求める要件と照らし合わせて検討してください。
1. Tayori(タヨリ)

Tayori(タヨリ)は、株式会社PR TIMESが運営するカスタマーサポートツールです。直感的なドラッグ&ドロップ操作で、誰でも素早く見た目の綺麗なアンケートフォームを作成できます。
・無料プランの仕様: 回答数・設問数ともに無制限
・データ出力: 無料プランでCSV出力が可能
・特徴: 設問・回答が無制限であることに加え、SSL化やレスポンシブ(スマホ)対応も標準装備。チャット機能やAIチャットボットとの連携も容易で、カスタマーサポートやCSチームでの顧客の声(VoC)収集に非常に強みを持っています。
2. Googleフォーム

Googleが提供する、世界中で利用されている完全無料のフォーム作成ツールです。
・無料プランの仕様: 回答数・設問数ともに無制限
・データ出力: Googleスプレッドシート連携・CSV出力が可能
・特徴: 費用が一切発生せず、広告も表示されません。集計結果はリアルタイムでスプレッドシートに自動反映されるため、社内共有や簡易的な集計作業が非常にスムーズです。
3. formrun(フォームラン)

株式会社ベーシックが提供する、デザイン性とWebサイト設置の容易さに長けた国産フォームツールです。
・無料プランの仕様: 月間回答数30件まで、設問数は無制限
・データ出力: 有料プランのみ
・特徴: クリック操作で洗練されたデザインのフォームが作成できます。回答条件によって次の設問を変える「条件分岐」機能が無料から使える点も魅力です。
4. CustomForm(カスタムフォーム)

シンプルな設問構成で何度も繰り返しアンケートを実施したい人に向けたツールです。
・無料プランの仕様: 回答数無制限、設問数10問まで
・データ出力: 無料プランで可能
・特徴: 設問数が10問以内に収まる簡易的なアンケートであれば、回答数を気にせず永続的に無料で使い続けることができます。
5. Questant(クエスタント)

ネットリサーチ大手・マクロミルが開発した、リサーチ業務に特化したアンケート作成ツールです。
・無料プランの仕様: 回答閲覧100件まで、設問数10問まで
・データ出力: 有料プランのみ
・特徴: 豊富な調査テンプレートと直感的なグラフ集計機能を備えています。プロのノウハウを活かした質の高い設問設計を行いたい場合におすすめです。
6. SurveyMonkey(サーベイモンキー)

世界各国で広く利用されているグローバル標準のアンケートプラットフォームです。
・無料プランの仕様: 回答閲覧25件まで、設問数10問まで
・データ出力: 有料プランのみ
・特徴: 多言語対応や高度な統計分析ロジックを備えており、将来的に本格的なグローバル調査や学術調査へ発展させる際の選択肢となります。
7. Typeform(タイプフォーム)

1画面に1設問ずつ表示される「会話型(1問1答形式)」UIが特徴的な海外発のツールです。
・無料プランの仕様: 月間回答数10件まで、設問数10問まで
・データ出力: 有料プランのみ
・特徴: 洗練されたアニメーションと高いデザイン性により、スマホユーザーの入力負担を軽減し、高い回答完了率を実現します。
8. MOMONGAアンケート

株式会社エクスブイが提供する、店舗や展示会などの対面調査に強いアンケートツールです。
・無料プランの仕様: 回答数10,000件、設問数無制限(トライアル等)
・データ出力: 可能
・特徴: iPad等のタブレット端末を用いたオフライン回収に対応。インターネット環境が不安定な現場でもスムーズにデータを収集できます。
9. Zoho Survey(ゾーホー・サーベイ)

ビジネスアプリケーションを広く展開するZoho社のアンケート作成ツールです。
・無料プランの仕様: 回答数100件まで、設問数10問まで
・データ出力: 有料プランのみ
・特徴: 同社のCRM(顧客管理システム)や各種外部ツールとの連携が容易なため、顧客データとアンケート結果を一元管理したい場合に適しています。
10. Surveoid(サーベロイド)

株式会社マーケティングアプリケーションズが提供する、セルフ型のアンケート作成・配信プラットフォームです。
・無料プランの仕様: フォーム作成・集計機能の基本利用は無料(モニター配信時は有料)
・データ出力: 無料で可能
・特徴: 画面の指示に従うだけで直感的にアンケートフォームを作成可能。必要に応じて自社モニターへの配信だけでなく外部パネルへの有料配信へシームレスに拡張できます。
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無料のアンケートフォームを選ぶときの注意点は?
無料ツールはコスト面で大きなメリットがある反面、ビジネス利用においては機能制限やブランドイメージへの影響などのリスクを把握しておく必要があります。
無料のアンケート作成ツールを導入する際は、以下の4つの注意点を事前に確認しておきましょう。
1. 回答数・設問数の上限制限
無料プランの多くは「月間30件まで」「閲覧100件まで」といった厳しい制限が設けられています。制限を超えると回答データが閲覧できなくなるツールもあるため注意が必要です。
2. 運営会社の広告表示
無料ツールではフォームの末尾や完了画面にツール側の広告が表示されるケースが一般的です。ビジネスやBtoB取引で利用する場合、企業の信頼感やブランドイメージを損ねる可能性があります。
3. サポート体制の欠如
トラブル発生時や操作不明時のカスタマーサポートは有料プラン優先となることが多く、無料プランではメール問い合わせ不可または対応が遅れる場合があります。
4. セキュリティとプライバシーポリシー
SSL暗号化通信に対応しているか、データの所有権が自社に保持されるかなど、個人情報保護の観点でのチェックが不可欠です。
無料ツールから有料ツールへの切り替えはいつ検討すべき?
「個人情報の取得」「自社ブランディング」「回答数の増加」が必要になったタイミングが、無料ツールから有料プランへ切り替えるべき明確なサインです。
アンケート運用を開始した後、以下のような状況が発生した場合は有料プランへの移行、または有料ツールの導入を検討しましょう。
・個人情報(名前・連絡先・会社名など)を扱う場合
セキュリティ要件が厳しくなるため、ログ監視やアクセス権限制御がしっかりした有料環境が望まれます。
・自社ロゴの掲載やドメインの固有化を行いたい場合
運営元のロゴを消し、自社のブランドロゴを掲載したい場合は有料プランの契約が必要です。
・回答数が無料枠を継続的にオーバーする場合
ビジネスの拡大に伴い月間回答数が数十件〜数百件を超える場合、データ取りこぼしを防ぐためにアップグレードが必要です。
・CSVダウンロードやExcel・SaaS連携を行いたい場合
収集したデータを外部ツールで分析したい場合、無料プランではCSV出力が制限されていることが多いため切り替えが必要です。(※Tayoriのように無料でもCSV出力可能なツールも存在します)
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アンケート作成ツールの選び方
ツール選定で失敗しないためには、「目的」「設問設計」「集計活用」「セキュリティ」という4つの実務的な評価軸で比較することが重要です。
アンケートの比較を行う際は、自社の運用体制に合わせて以下の4つの観点から評価を行いましょう。
1. 調査目的と対象者に合っているか
社内向けか社外の顧客向けかによって求める機能は異なります。顧客向けであればスマホで答えやすいデザイン(レスポンシブ対応)が不可欠です。
2. 設問設計の自由度と操作性
専門知識がなくても直感的に設問を作成・編集できるかを確認します。条件分岐や画像挿入など、実施したい調査に必要な設問形式が揃っているかもポイントです。
3. 集計・分析と外部データ活用
回答結果が自動でグラフ化されるか、CSV・Excel形式で出力して既存の顧客データと突き合わせができるかを検証しましょう。さらに、アンケート回答率の平均と目安を把握し、回答率を高める工夫ができるUIかどうかも重要です。
4. セキュリティ・データ管理体制
SSL暗号化、プライバシーマーク(Pマーク)の取得、ISO認証など、企業として安心・安全に顧客データを集められるセキュリティ水準を満たしているか確認してください。
アンケートフォームに関するよくある質問(FAQ)
アンケートフォームの導入や運用において、担当者が抱きやすい代表的な疑問と解決策をまとめました。
無料のアンケートフォームをビジネス(商用)で使っても問題ありませんか?
商用利用自体は問題ありません。
ただし、商用利用時にはツール側のロゴ表示やセキュリティ要件、回答数上限などに注意する必要があります。顧客に与える信頼性を重視する場合は、無駄な広告が表示されないツールや有料プランの利用を推奨します。
アンケートの回答率を上げるためのコツはありますか?
設問数を絞り、回答にかかる時間の目安を明記することが効果的です。
スマホからでも直感的に回答できるよう選択肢をシンプルにし、冒頭で「所要時間約3分」などと記載しましょう。また、顧客満足度アンケートの項目例文集やNPSアンケートの質問例文集を参考に、適切な設問を設計することも回収率向上につながります。
回答データをExcelやGoogleスプレッドシートと連携できますか?
ツールによって異なります。
Googleフォームのように標準でリアルタイム連携できるものもあれば、無料プランではデータ出力自体が制限されているツールもあります。Tayoriのように、無料プランでもCSV形式で出力してExcelに取り込めるツールを選ぶと安心です。
回答者の個人情報を安全に取得・管理するためのポイントは?
SSL暗号化通信の確認と、個人情報保護方針(プライバシーポリシー)の同意チェックボックス設置が必須です。
フォーム冒頭または送信ボタン直前にプライバシーポリシーへの同意欄を設け、取得したデータの利用目的を明確に示しましょう。
条件分岐(回答に応じて次の質問を変える機能)は無料ツールで使えますか?
一部のツールで利用可能です。
Googleフォームやformrunなどは無料プランでも条件分岐機能が提供されていますが、ツールによっては有料プラン限定機能となっている場合があるため、事前の仕様確認が必要です。
作成したアンケートフォームを自社のWebサイトに埋め込むことはできますか?
多くのツールで「HTMLコードの埋め込み(iframe)」に対応しています。
専用のHTMLコード(埋め込み用タグ)を自社サイトのページ内に貼り付けるだけで、サイトの一部として自然にアンケートを表示できます。直接埋め込まず、Webサイト上にポップアップやバナーとして表示させる運用も可能です。
アンケート完了後に、回答者へ自動で完了メールやサンクスメールを送ることはできますか?
自動返信機能(サンクスメール機能)を備えたツールで対応可能です。
フォーム送信直後に回答受付の自動確認メールを配信できます。ツールやプランによっては、完了画面上でクーポンやダウンロードコンテンツのURLを表示・配信する運用も可能です。
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まとめ
2026年現在、無料から手軽に利用できるアンケートフォーム作成ツールは数多く存在します。社内利用や完全なコストゼロを最優先するなら「Googleフォーム」、顧客対応やCS活動の品質向上を目指し、設問・回答数を気にせず運用したい場合は「Tayori」が最適です。
自社の調査目的やセキュリティ要件に合わせて適切なツールを選定し、まずは無料プランやトライアルを活用して小さな調査から始めてみてはいかがでしょうか。


