直前コマンドでエラーが発生した場合でも、シナリオ実行を継続可能にするコマンド。直前コマンドのエラーを確認し、リトライ前の処理実行、リトライ、エラーから復帰する際の処理を実行できる。
直前のコマンドがグループ化や分岐などのネストコマンド(コマンドの中にコマンドを入れることができるもの)の場合、直前コマンド対象となるのはネストコマンドとなり、ネスト配下全てのコマンドがエラー処理確認対象かつリトライ対象となる。
エラーが発生したコマンド、エラーメッセージなどは、エラー処理コマンド内の参照IDに記憶される。
- リトライ回数:直前のコマンドでエラーが発生したとき、指定したリトライ回数分直前のコマンドをリトライする
- 待機時間(秒):リトライの待機時間を指定する
- [ERR_CMD]:エラーが出たコマンド名
- [ERR_MEMO]:エラーが出たコマンドのメモ
- [ERR_MSG]:エラーメッセージ
- [ERR_PARAM]:エラーが出たコマンドのパラメータ
シナリオ例(エラー確認・処理(リトライ前処理))
データ参照ID「今日」が2024年11月11日である場合とそうでない場合のメッセージを表示するシナリオ。最初はエラーが発生するよう、データ参照ID「今日」に日付以外の文字列を設定する。エラー確認・処理(リトライ前処理)コマンドにリトライ回数を3回設定し、リトライ前処理でデータ参照ID「今日」に正しい日付を記憶させる。
シナリオ例(エラー確認・処理(リトライ前処理))の実行結果
リトライ前処理によってデータ参照ID「今日」に正しい日付が記憶された。
なお、リトライ3回実行しても最終的にエラーとなる場合は、メモ帳にエラーが発生したコマンド名とそのコマンドに設定されたメモが入力される。