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TayoriのFAQでIRサイトの「Q&A」をリニューアル 投資家へ必要な情報を明瞭に発信できるようになった【株式会社タナベコンサルティンググループ】

株式会社タナベコンサルティンググループ
コーポレート戦略本部 経営企画部 IR&SR 岩橋幸輝氏

課題
IRサイト内の「Q&A」が見づらいうえ、必要な情報を探す手間がかかっていた。情報が新しくなっていても、更新までに時間がかかっていた。
解決策
IRに関する情報を項目ごとに分けて見やすく整理した。新たな質問に対しては即座に情報を更新。必要に応じて質問者へ該当ページのリンクを伝えて回答できるようにした。
効果
「Q&A」の更新作業が捗るようになった。複数の質問に対する回答を数分でサイトにアップできる仕組みを作れた。「Q&A」が見やすくなった。

「株式会社タナベコンサルティンググループ」は、1957年に創業の経営コンサルティング会社です。日本における「経営コンサルティングのパイオニア」として、経営戦略の策定から現場におけるオペレーション支援まで、経営を「一気通貫」で支援しています。

2023年8月現在、同社は東証プライム市場に上場しており、さらなる企業価値向上に向けてIRの強化に力を入れています。

同社のIRの強化における対策の1つがIRサイト内の「Q&A」の更新です。今回お話を聞いた同社コーポレート戦略本部 経営企画部 IR&SR ゼネラルマネジャー岩橋幸輝氏によると、Tayori導入前はなかなか更新が進まないのが悩みだったと言います。Tayoriを導入したことで、どのような変化が起きたのかを伺いました。

——御社について教えてください。

弊社は「経営コンサルティング」が日本で一般的ではなかった 1957 年、「日本には企業を救う仕事が必要だ」という創業者の志から誕生した会社です。

創業者の田辺昇一は、自身が勤めていた会社の倒産を経験。「会社が倒産することで、あらゆるステークホルダーが路頭に迷う」「どんな企業にも命があり、潰してはならない」という原体験から、この志を持つに至りました。以来、私たちは企業を救う「ビジネスドクター」として 66 年間、多くの企業を支援してきました。

——事業内容についてお聞かせください。

弊社を一言で表すと「経営の総合病院」です。「患者」にあたるのはクライアントである全国の多様な業種の大企業から中堅企業、そして行政・公共の社長や経営者、リーダーです。クライアントが感じている経営課題の解決や経営者が思い描くビジョンの実現を支援しています。

弊社が提供する主な経営コンサルティングの領域は、5つあります。まず、パーパスの策定や中期経営計画の策定、ビジネスモデルを変革する「ストラテジー&ドメイン」。企業のデジタル、DX戦略を推進する「デジタル・DX」。人材採用から定着、活躍までを支援する人的資本経営の「HR」。コーポレートファイナンスやM&A戦略を推進する「ファイナンス・M&A」。最後に、ブランド価値最大化に向けて支援する「ブランド&PR」。これらは全て、主要な顧客である社長や経営者、リーダーが悩む経営課題であり、私たちはこの5領域全てをカバーしています。いわば、「ビジネスドクター」が提供する「高度先進医療」です。

これらの各経営コンサルティングにおいて、経営の上流であるパーパスや戦略の策定から現場におけるオペレーションまで、経営を「一気通貫」で支援できることが弊社の強みです。

——岩橋様の担当業務について教えてください。

コーポレート戦略本部経営企画部の「IR&SR」という部門に所属しています。「IR」は投資家に向けて、「SR」は株主に向けて、投資の判断に必要な情報を発信する活動のことです。私たちの部門では、株主や投資家に会社について理解してもらい、当社の株式に興味を抱いてもらえるようにコミュニケーションを図る業務を行っています。

投資家に企業価値をより詳しく伝えるためIRサイトをリニューアル

——御社ではどのような課題を抱えていましたか?

現在、弊社は上場維持基準への適合に向けた計画書を提出・開示することで東証プライム市場に上場しています。東証プライム上場企業に相応しい企業価値の向上に向けて、IRの強化を進めたいと考えていました。

その強化策の1つが「IRサイトのリニューアル」です。私たちは、日頃から投資家の皆さまに弊社について、より詳しく理解してもらえるような工夫はできないかと思案していました。そして、考えた対策が「Q&A」の更新回数を増やすことでした。

——Tayori導入前は、どのようにして「Q&A」を更新していましたか?

「Q&A」はIRサイト内のページの1つとして構築していました。このため、新たに情報を更新するには外部に依頼し、デザインやコーディングをしてもらう必要がありました。しかし、修正箇所の指示や校正確認などの工程を経ることもあり、修正依頼から本番環境へのアップまでに数日かかる状況でした。また、他の業務との兼ね合いもあったことから、なかなか更新作業を進めることができませんでした。そこで、自社で適時更新を行えるようにしたいと思い、Tayoriを導入しました。

IRに必要な情報を項目ごとに分けて見やすく整理 質問への回答も随時更新

——どのような形で「Tayori」を利用していますか?

「企業情報」「事業関連」「株式関連」「人的資本」の4つに分けて、IRに必要な情報を記載しています。投資家向けの企業説明会やSNSを通じて同じような質問を多くされた際は「Q&A」を更新し、該当のページのリンクを伝える形で回答しています。

タナベコンサルティングのIRについてのQAページ

実際の利用画面。IRに必要な情報を見やすく整理

——Tayoriに決めた理由を教えてください。

私は仕事柄、他企業のIRサイトを見る機会が多くあります。実はPR TIMESのIRサイトも何度か目にしていたのですが、「Q&A」が見やすいと感じていました。質問内容が分類分けされている、ワード検索で該当の質問をすぐに検索できる、回答をクリックすると画像を使って見やすくまとめられているなど、「いいな」と感じるポイントがたくさんありました。そこで、どのツールで作っているかを調べたところ、Tayoriと判明。弊社でも同じように見やすい「Q&A」が作れると考えて、導入を即決しました。

どこにあるか分からなかった情報を即座に見つけられるようになった

——「Tayori」を導入したことでどのような効果がありましたか?

「Q&A」の更新作業が捗るようになりました。投資家から来たいくつもの質問に対する回答を、数分でサイトにアップできる仕組みを作れたのは大きな変化です。Tayori導入前と比較しても、更新頻度が増えたと感じています。実際にIRサイトを見ている投資家からも「Q&Aが見やすくなった」との声がありました。

——「Tayori」で気に入っている点は何ですか?

情報を分類ごとに分けられる点です。Tayori導入前は、必要な情報を探すためにページをスクロールしなければなりませんでした。どこにどの質問が掲載されているかも分からない状態でしたが、今は見やすく整理できているので情報を探しやすくなりました。

——「Q&A」を「Tayori」に変更する点について、社内ではどのような反応でしたか?

特に混乱等はありませんでした。「Q&A」が見やすくなるなら導入するのは問題ないとの声が多かったように思います。実際、社内のメンバーにTayoriで作った「Q&A」を見せたところ、「分かりやすい」「更新しやすそう」など好意的な意見がたくさんありました。

投資家に期待される企業であることを伝えるため確実なIRを実施していきたい

——今後、Tayoriをどのように活用していきたいとお考えですか?

「Q&A」については引き続き改良を進めて、「このページを見るだけでタナベコンサルティンググループの全てが分かる」ページにしたいと考えています。

アンケートも使ってみたいです。IRを行う身として、投資家からの声を吸い上げるのは大事なこと。投資家の意見を聞き、その内容を分析する作業が企業の成長に繋がると考えています。そういう意味で、Tayoriのアンケートは意見を集めるところから分析まで完結できる点が魅力的だと思います。今後、個人投資家向けの説明会を行う際に、Tayoriのアンケートを活用してみようと考えています。

——御社の今後の展望についてお聞かせください。

IRの視点からにはなりますが、東証プライム市場の上場維持基準をクリアするのが目標です。目標設定として、まずは2026年3月期まで期間を設け、着実に上場維持基準をクリアしていこうと考えています。

目標を達成するには、確実なIRを実施していく必要があります。投資家に期待感を抱いてもらえる会社であるためにも、「会社を成長させるために自分たちはこのような活動をしている」とアピールしていきたいです。

株式会社タナベコンサルティンググループ 岩橋幸輝
コーポレート戦略本部経営企画部 IR&SRゼネラルマネジャー

新卒で東証プライム市場上場の自動車リース企業に入社後、経営企画部門にてIR・SRを中心に予算策定、中古車輸出、子会社の農園経営など幅広い業務に従事。2020年5月に株式会社タナベコンサルティンググループに入社。現在は経営企画部 IR&SR部門のゼネラルマネジャーとして、IR・SR業務全般に携わる。

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