【難易度別】おすすめのIT系国家資格12選|IT系全般・マネージャー・エンジニア
IT系の資格にはどのようなものがあり、それぞれどの程度の難易度なのでしょうか。また、IT系の仕事をするうえで、資格は役に立つのでしょうか。
本記事では、初心者・マネージャー・エンジニアにおすすめの国家資格を、12種類紹介。
どんな分野に進みたいのか、資格取得の目的は何なのか考えながら、自分に合った資格を探してみてはいかがでしょうか。
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そもそも、IT系に関する資格は必要なの?
「資格なんてなくても、知識と経験があれば十分だ」と感じる人もいらっしゃるでしょう。
しかし、ITスキルのような「目に見えない知識と経験」を証明するのは難しく、資格取得は知識と経験を証明する1つの指標となります。
初心者の場合は基礎知識があることを証明できる
特に、「実務経験のない初心者」の方にとって、資格の取得は、基礎知識があることを証明するひとつの手段です。
ある程度の知識があったとしても、IT企業での実績がない場合、「具体的にどんな業務で、どんな結果を出してきたか」を証明できないため、知識があることも証明しづらいです。
ITに関する資格を持っていれば、「このくらいの知識はあるんだな」と、簡単にわかってもらえます。
難易度の高い資格は、年収アップ・転職に有利になることもある
難易度の高い資格になるほど、年収アップや転職に有利に働きます。
本記事で紹介する「マネージャーにおすすめの資格」「エンジニアにおすすめの資格」は、どれも合格率15%前後の狭き門です。
充実した知識と経験がなければ取得できない資格であり、資格があることで「優秀なIT人材」であることを証明できるものばかりです。
どんな企業も優秀な人材・即戦力を欲しているため、難易度の高い資格を取るほど、人材としてのニーズも高くなります。
これから転職を検討している場合や、スキルアップしたことを客観的にも証明したい人にとっては、資格取得も有効な方法だといえるでしょう。
IT系全般に関係する国家資格3選
まずは、IT系全般に関する国家資格を、3つ紹介します。
【初心者におすすめ】ITパスポート
ITパスポートは、ITを活用する仕事で必要となる基礎知識を網羅した国家資格です。IT企業の経営に必要な知識・法令も学べるため、経営者にも役立ちます。合格率は50%前後です。
初心者で何から始めたらいいのかわからない場合は、ITパスポートからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
基本情報技術者
高度なIT人材となるための知識を学べる国家資格「基本情報技術者」。
主にプログラマーやシステムエンジニアを対象としています。合格率は25%前後。
専門的な知識が求められはしますが、プログラマーやエンジニアではなくても受験可能です。より上級な基本知識を知りたい人にはおすすめの資格です。
応用情報技術者
応用情報技術者は、基本情報技術者としての知識を備え、高度なIT人材としての方向性を確立した人におすすめの国家資格です。
合格率は23%前後と基礎情報技術者と近いものの、実務経験を数年積んだ人たちが主に受験したうえでの数値であり、難易度は高めです。
まずは基礎情報技術者の資格を取得してから、チャレンジすることがおすすめです。
マネージャーにおすすめのIT系国家資格
次に、IT関連の国家資格の中でも、マネージャー・経営者におすすめのものを紹介します。
どのようなマネージャーになりたいか、自分は組織の中でどんな立場にあるのかをイメージしながら、「まずはどれを取りたいか」を考えてみてください。
ITサービスマネージャ
ITサービスマネージャは、顧客のニーズを踏まえ、ITサービスの計画立案から提供・改善までを的確にマネジメントするための国家資格です。
ハードウェア・ソフトウェア双方の知識を要する資格で、合格率は14%前後の難関試験です。
プロジェクトマネージャを目指す人にとっても学びが多い資格だといえるでしょう。
ITストラテジスト
ITストラテジストは、経営戦略に基づいたIT戦略の策定を学ぶ国家資格です。
ITを高度に活用した「事業の革新・改革」、競争を優位にするための製品企画と推進ができることを証明します。CIOやCTO、ITコンサルタントを目指す人におすすめの資格で、合格率は15%前後です。
システム監査技術者
システム監査技術者は、情報システムのリスク分析や、コントロールの点検・評価・検証ができることを証明する国家資格です。
利害関係者への説明責任を果たす立場にある、「監査人」「情報システム責任者」を目指すうえで取得しておきたい資格であり、合格率は14%前後です。
プロジェクトマネージャ
プロジェクトマネージャは、プロジェクトを成功に導くマネージャーであることを証明する国家資格です。
全体の意思決定をし、決められた制約の中で「品質・コスト・納期」を守るために必要な知識を学びます。合格率は14%前後です。
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エンジニアにおすすめのIT系国家資格
次に、IT関連の国家資格の中でも、エンジニアにおすすめのものを紹介します。
インフラ系やセキュリティ系など、「自分は何系のエンジニアになりたいのか」「どのような業務に携わりたいのか」をイメージしながら、どの資格を取るべきか考えてみてください。
ネットワークスペシャリスト
ネットワークスペシャリストは、ネットワーク・インフラ系エンジニアにおすすめの国家資格です。
ネットワークシステムを「大規模」「堅牢」「目的に適合しているか」を踏まえたうえで構築できることを証明する資格で、合格率は14%前後です。
情報セキュリティスペシャリスト
情報セキュリティスペシャリストは、セキュリティエンジニア・情報システム管理者を目指す人におすすめの国家資格です。
情報システムと組織の脆弱性を正しく評価し、効果的な対策を取れることを証明する資格で。合格率は15%前後です。
>>情報セキュリティスペシャリスト試験(SC) の公式サイト
エンベデッドシステムスペシャリスト
エンベデッドシステムスペシャリストは、モノのインターネット「IoT」に携わるなら、ぜひ取得したい国家資格です。
ハードウェアとソフトウェアを適切に組み合わせ、IoTの品質とセキュリティを守れることを証明する資格で、合格率は16%前後です。
これからIoTに関わる仕事をする人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
>>エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES) の公式サイト
データベーススペシャリスト
データベーススペシャリストは、ビッグデータの管理・分析、データベースシステムの構築に関する国家資格です。
データベース管理者・インフラ系エンジニアにおすすめの資格。合格率は14%前後です。
システムアーキテクト
システムアーキテクトは、システム開発の上流工程に関わりたいエンジニアにおすすめの国家資格です。
充実した業務知識を持ち、ニーズに合わせて知識を的確に活用し、システムのグランドデザインを設計できることを証明します。合格率は15%前後です。
IT系の資格取得を通じてスキルを高めよう
IT系の資格取得は、知識と経験を証明するだけでなく、スキルアップにも役立ちます。
資格勉強をすることで、自分の進みたい方向に合った勉強を、効率的に進められるからです。
初心者の場合は、「IT系全般に関係する国家資格」の勉強をしながら、どんな分野に進みたいのか考えてみましょう。
すでに方向性が決まっているなら、さらなるスキルアップのために、自分の分野と関連した高難易度資格にチャレンジしてみてください。
難易度の高い国家資格となると、合格率も10%代と狭き門です。しかし、たとえ一度で合格できなくても、勉強したことは今携わっている仕事にも必ず役に立つでしょう。
本記事を参考に、ぜひ興味のある資格を見つけてみてはいかがでしょうか。
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