プログラミングを独学で習得する3つのコツ&勉強方法を紹介
「プログラミングの勉強をしてみたい」と思いつつも、どう勉強していいかわからず、躓いてしまった人も多いはず。
本記事では、ゼロからプログラミングを独学する方法を解説。必要な準備や効率的な勉強方法、おすすめの学習サイトも紹介します。
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そもそも、プログラミングは独学で習得できるの?
「そもそもプログラミングは独学でも習得できるの?」と疑問の人も多いのではないでしょうか。見慣れない専門用語やコードが並んでいるのを見ると「一人で理解するのは難しそう……」と頭を抱える気持ちもわかります。
結論からいうとプログラミングは、独学でも習得できます。むしろ、最初の基本部分は独学のほうがおすすめです。
インターネットに繋がったPCさえあれば、独学する環境はほぼ整っているといえます。環境さえ準備できたら、後は一人でも大丈夫。
まずは、プログラミングが独学で習得できる理由と、独学に向いているのはどんな人なのかをお伝えします。
基本は独学で勉強することがおすすめ
プログラミングを始めたばかりの頃は、基本的に独学で勉強することをおすすめします。いきなりスクールに通ったとしても、最初の基礎の部分は自分自身で教材を読み学習する必要があるため、独学とあまり変わりないからです。
独学といっても、書籍や参考書、Web上の有料教材・教室はもちろん、無料で勉強できるWebサイトもたくさんあります。
実際にプログラマーとしてプログラミングを行う際には、毎回正解が準備されているわけではありません。
わからないことを自分で調べたり、不具合の原因を探したりすることも、エンジニアに必要な資質を身につけるのに役立つといえるでしょう。
独学が向いている人 / 向いていない人
「最初は独学のほうがいいといっても、ITのことについて全然わからないから、基礎知識を詳しく解説してもらいたい……」とスクールを検討している人もいらっしゃるのではないでしょうか。
では、プログラミングの独学には、どんな人が向いていて、どんな人が向いていないのでしょうか。
独学に向いているのは、わからないことを自分で調べられる人、自分で目標を立てて勉強を楽しめる人です。いわば、勉強する過程を楽しめる人が、独学に向いています。
一方、独学に向いていないのは、1人で勉強するのが苦手な人、自分で調べたり目標を立てたりするのが苦手な人です。1人で勉強して挫折してしまう場合や、仲間や講師と励まし合いながら勉強したいという人は、独学を避けたほうがいいでしょう。
プログラミングの勉強を始めるときの3ステップ
プログラミングの勉強を始めることを決めたら、何から始めたらいいのでしょうか。
まずは、プログラミングの勉強を始める前に、効率よく勉強を進めるための「準備」をしましょう。勉強を始める前にすべき準備を、3ステップに分けて解説します。
STEP1.プログラミングで達成したいことを明確にする
勉強を始める前に、プログラミングを勉強して何がしたいのかを明確にしておきましょう。
エンジニアになりたいのか。
教養として身につけたいのか。
作りたいサービスがあるのか。
目的に応じて、どの言語を、どの程度勉強すべきかも変わります。まずは、何のためにプログラミングを勉強するのかを明確に決めておきましょう。
STEP2.勉強するプログラミング言語を決める
次に、勉強するプログラミング言語を決めましょう。
プログラミング言語には多くの種類があり、言語ごとにできることや目的も異なります。
エンジニアになりたいなら、どんな業界に進みたいのか。サービスを作りたいなら、どんな機能があるものを作りたいのか。
目的に合ったプログラミング言語を選びましょう。
関連記事:人気のプログラミング言語種類別ランキングTOP10【難易度は?特徴は?初心者にもおすすめ?】
STEP3.開発環境・勉強時間を確保する
勉強をする言語を決めたら、最後に、開発環境と勉強時間を確保しましょう。
環境構築は、作ったプログラムが動くように、PCのシステムを整えることをいいます。ソフトウェアから、必要なシステムをインストールして環境を整えてください。
また、勉強時間の確保も大切です。どの程度の時間を勉強にあてられるのか計算し、おおまかなスケジュールを立てましょう。まとまった時間を確保するために、生活リズムを調整するのもおすすめです。
プログラミングを独学するときにおすすめのサイト10選
プログラミングを独学する際には、プログラミング学習用のWebサイトやサービスを活用することがおすすめです。
以下の記事で、おすすめのプログラミング学習用のサイトを紹介しているので参考にしてみてください。
関連記事:【2021年版】プログラミング学習におすすめのサイト10選
プログラミングを独学で早く習得するための3つのコツ
プログラミングの独学には、コツがあります。
次に、独学でより早く、効果的に学習を進めるための、3つのコツを紹介します。
1.一通り勉強した後はサービスを開発してみる
これまでに紹介したプログラミング学習サービスを活用して、プログラミングの基礎知識を一通り勉強したら、実際にサービスを開発してみましょう。
知識だけ身につけても、プログラミングはできるようになりません。実際にコードを書いて、不具合を解決していく中で、知識が技術として身についていきます。
サービスを開発していく過程で、今まで気付かなかった「わからないこと」に気付いたり、勉強だけでは理解できなかったことが理解できたりします。
2.仲間 / メンターを見つける
独学は、孤独との戦いでもあります。仲間やメンターを見つけて、モチベーションを高く保ちましょう。
周りはどのくらい勉強しているのか、どこまで進んだのかを気にするうちに、自然とモチベーションが高まります。やる気のある仲間を見つけて、切磋琢磨できる環境をつくると、勉強も捗るでしょう。
メンターには、「この人のようになりたい」と感じられる人を選びましょう。自分と同じ言語を扱っていて、憧れの働き方をしている人が、メンターにおすすめです。どんな風に勉強すればいいかのお手本になるうえ、「早く追いつきたい!」とやる気も出ます。
3.プログラミング言語だけでなく基礎概念も学習する
プログラミング言語の勉強と並行して、ネットワークに関する基礎概念も学習しましょう。
基礎概念とは、PCやネットワークに関する基本的な概念のこと。プログラミング言語が生まれた背景や、「どこで、どんな風に使われているのか」を知ることで、プログラミングへの理解が深まります。
優秀なエンジニアほど、基礎概念もしっかり身につけているものです。基礎概念への理解が深まれば、勉強の効率も上がり、新しい言語も身につけやすくなります。
エンジニアを目指さなくてもプログラミングの勉強は役に立つ
プログラミングを学習するとなると、時間とお金がかかる印象があるかもしれませんが、学習方法は、スクールに通うだけではありません。
独学でプログラミングを学び、活躍しているエンジニアもたくさんいます。本記事で紹介したプログラミング学習サイトなどを活用して、まずはできるところまで独学で学習してみることがおすすめです。
また、プログラミングの知識は、さまざまな場面で役立ちます。エンジニアを目指していない人にとっても、プログラミングの勉強をすることで業務の幅が広がるでしょう。
例えば、プログラミング学習の過程で身につく「論理的な思考力」は、どんな仕事にも役立ちます。
また、Web系の仕事、特にエンジニアやプログラマーとも関わる仕事をしている人にとって、プログラミングの基礎知識は必須です。依頼する内容をより齟齬なく伝えられたり、開発工数や予算を検討する際に役立ちます。
プログラミングはお金をかけなくても、無料で独学から始めることが可能です。プログラミングに興味があるなら、エンジニアを目指す・目指さないは別として、まずは基礎だけでも学んでみてはいかがでしょうか。