Googleフォームで回答できない理由とその対策方法を解説!
Googleフォームでアンケートやフォームを作成した際、回答者から「回答できない」「結果を確認できない」といった問い合わせが来たことはありませんか。Googleフォームで回答できない理由にはさまざまな要因があります。本記事では、回答者の視点からGoogleフォームで回答する際の「よくある質問」を紹介。回答できない理由と解決策について解説します。
【目次】
Googleフォームで回答できない理由とは?
Googleフォームに回答できない理由はさまざまです。ここでは、Googleフォームに回答できない理由を紹介します。
回答できない主な原因
Googleフォームで回答できない理由として、下記が挙げられます。
・フォームの回答者が制限されている
Googleフォームでは、回答者に制限をかけることができます。回答権限を付与されていないユーザーは回答できません。
・Googleアカウントでのログインが必要
回答するためにはGoogleアカウントでログインする必要があるケースがあります。具体的には「回答回数を1回に制限する」「特定のメンバーのみに回答権限を付与する」などです。
・ネットワーク環境の問題
回答者側のネットワーク環境が不安定な場合、フォームにアクセスできないことがあります。
・ブラウザの問題
ブラウザの設定や互換性が原因で、フォームが正しく表示されないことがあります。
・リンク共有に問題がある
フォームにアクセスしようと共有リンクをクリックしても、URLの一部に誤りがあると開くことができません。
・デバイスとの相性
使用しているデバイスやOSによっては、フォームが正常に動作しないことがあります。
以降の項目でGoogleフォームで回答できない主な理由と原因について、より詳しく解説していきます。
権限設定に関する問題
Googleフォームではユーザーに回答権限を付与できますが、権限を付与されていないメンバーは回答できません。例えばチーム内限定でアンケートを行う場合、画面上部の「人型アイコン」をクリックして「回答者ビュー」を「制限付き」に設定すると、特定のメンバーのみに回答権限を付与できます。情報漏洩を防ぐ、社内限定でアンケート調査を行うなどので目的で回答権限を付与することは有効です。
しかし、回答者の属性に偏りが生じてアンケートの精度が低下する可能性もあります。作成者はアンケートの目的や対象者に応じて、適切に回答権限を付与しましょう。
ネットワーク接続の不具合
Googleフォームはオンライン上で回答する必要があるため、安定したネットワーク環境が必要です。ネットワーク接続に不具合が生じると、「フォームを開けない」「回答が送信できない」など問題が発生します。ネットワーク接続が不具合を起こす原因には、ルーターやモデムの故障による切断、プロバイダーのシステムトラブルによる障害などがあります。
特に、回答中にネットワーク接続に不具合が出ると入力データが消えてしまうリスクもあります。回答する際には、安定したネットワーク環境を確保してください。
ブラウザの互換性問題の影響
Googleフォームに回答できない理由のひとつに、ブラウザの互換性による問題が考えられます。Googleフォームの最新機能に対応していないバージョンのブラウザでは、フォームの表示や操作ができない可能性があるためです。
また、ブラウザでJavaScriptやCookieが無効になっていると、フォームの動作が制限されるケースも見られます。JavaScriptはWebページに動的な機能を追加する役割があるため、無効になっているとフォームの動作が制限されてしまいます。Cookieとは、Webサイトがユーザー情報を保存するために使用するデータファイルのことです。GoogleフォームではCookieを使用してユーザー情報を管理しているため、無効になっていると上手く動作しません。
フォームの公開設定による影響
フォームの公開設定による影響で、回答を受け付けられなくなっている可能性もあります。作成者はフォームの公開後に上部の「公開」ボタンから、回答受付の開始・終了とフォームの公開・非公開を設定できます。
この設定で回答受付が終了状態になっていると、「このフォームでは回答の受け付けが終了しています」といったメッセージが表示されて回答できません。また、回答者の設定が「制限付き」になっていたらフォームは非公開状態になります。作成者は公開設定を確認してからフォームを共有しましょう。
デバイスやOSによる制約
GoogleフォームはスマホやPC、WindowsやMacなどデバイスとOSを選ばず利用できます。ただし、「ブラウザやOSが古い」「デバイスのスペックが足りていない」などの理由で、正常に機能しないケースも見られます。また、ブラウザに設定している拡張機能との相性が影響して、フォームが思うように動作しないこともゼロではありません。フォームに回答を入力する前にブラウザやOSをアップデートする、スマホがダメならPCで回答するなどの対処法を試してみてください。
対策方法:Googleフォームの問題を解決する方法
何らかの理由によりGoogleフォームで回答できなくなると、作成者には回答機会の損失や収集データの精度低下などの不都合が生じます。また、回答者は回答できない原因を特定するために時間を割くことになります。ここでは、Googleフォームで回答できなくなった際の対策について解説します。
対策方法①フォームの管理者に問い合わせる
Googleフォームで回答できないと気づいたら、まずはフォームの管理者もしくは企業に問い合わせましょう。権限の付与やフォームの設定などは、管理者でないと行えません。管理者に問い合わせて、権限付与や設定変更をしてもらうことが確実です。
また、「回答回数に制限がある」など、Googleアカウントでのログインが必須であるケースもあります。フォームに上記の記載がなく回答できない理由が不明な場合は、管理者に問い合わせて状況や手順を確認してみても良いでしょう。
対策方法②ネットワーク接続を確認する
ネットワーク接続の不具合が原因で回答できない場合は、「モデムやルーターの電源を入れ直す」「Wi-Fi接続を確認する」などネットワーク接続を確認してください。それでも解決しない時は、「障害が発生していないかをプロバイダーに問い合わせる」「可能な状況であれば有線LANで接続する」などの手段もあります。
どうしてもパソコンが繋がらない場合は、モバイル通信を使用するスマホで試してみるというように他のデバイスを試すことも有効です。
対策方法③ブラウザの拡張機能とJavaScriptを確認する
フォームに影響を及ぼしていそうな拡張機能がありそうであれば、回答している間だけ一時的に機能を無効にするのも手です。また、ブラウザのシークレットモードでフォームを開くことで拡張機能の影響を受けずに回答できるケースもあります。JavaScriptとCookieが有効かどうかの確認もしておきましょう。
対策方法④ブラウザのキャッシュをクリアする
ブラウザのキャッシュが原因である可能性も否定できません。「キャッシュ」とは、ブラウザで一度表示したWebページの情報を一時的に保存する機能のことです。キャッシュに古いフォームの情報が残っていると最新の情報が上手く反映されず、フォームが正しく表示されないことがあります。これ以外にも「ボタンやテキストボックスをクリックしても反応しない」「回答が保存されない」など、キャッシュの影響によるトラブルが複数見受けられます。
対策はブラウザのキャッシュをクリアすることです。古いフォームの情報の削除により最新の情報が取得され、フォームが正常に動くようになります。ブラウザのキャッシュを削除する方法は、ブラウザによって異なります。基本的には、設定から「キャッシュをクリア」「履歴をクリア」などを選択することで削除できるでしょう。
対策方法⑤ブラウザをアップデートする
OSの制約が原因で回答できない場合は、OSやブラウザをアップデートしてみましょう。定期的にアップデートすることで、セキュリティの向上はもちろんブラウザの互換性も改善されるはずです。別のブラウザを試してみることも有効です。複数のブラウザをインストールしておけば、1つのブラウザで問題が発生しても別のブラウザで対応することが可能です。
パソコンのメモリ不足が原因でブラウザの動作が重くなっているなら、メモリを解放するか、スマホやタブレットなど他のデバイスで試してみてください。会社のパソコンを使用しているのであれば、関係部門に問い合わせてスペックやブラウザの状態をチェックしてもらいましょう。
よくある質問
Googleフォームを利用していると、さまざまなトラブルに直面する場合もあります。Googleフォームにおける「よくある質問」には下記のような項目が挙げられます。
・回答が送信できない
・下書き保存ができない
・回答にGoogleアカウントが必要か
・回答結果が反映されない
・フォームが表示されない
・重複回答を防ぐにはどうしたら良いか
・自身の回答を確認できるか
上記の項目以外にもGoogleフォームのヘルプページにはさまざまなトラブルにおける対応方法が記載されているので、参照してみてください。それでも解決しない場合は、Googleのサポートへの問い合わせをおすすめします。
以降の項目では「よくある質問」の中からいくつかピックアップして、Q&A形式で解説します。
よくある質問① Q.回答にGoogleアカウントが必要ですか?
A.Googleフォームに回答する際、必ずしもGoogleアカウントが必要というわけではありません。Googleアカウントが必要なケースは、「回答の編集を許可する」「1人1回の回答に制限する」などです。また、企業などで「Google Workspace」を利用している場合は、社内のGoogleアカウントを使ってフォームへログインする必要があります。
特に細かい設定がされていない一般的なGoogleフォームでは、Googleアカウントを持っていなくても回答できます。回答回数に制限がかかっていないフォームの場合も、Googleアカウントは不要です。
よくある質問② Q.送信後に自身の回答を確認できますか?
A.管理者側で設定していれば可能です。例えば管理者がフォームの設定で「回答のコピーを回答者に送信」を有効にしていれば、回答者へ回答内容の確認メールが送信されます。さらに管理者が回答者へ回答の編集を許可していれば、回答者は回答を修正できます。
ただし、回答者のプライバシー保護や回答の改ざんを防ぐ目的で送信後に回答を確認できないよう設定しているケースも多くあります。万が一回答の編集が許可されていないフォームで、「誤った回答を入力してしまったので修正したい」等の理由で編集を希望せざるを得ない時は、管理者に問い合わせしてみましょう。
よくある質問③ Q.フォームを送信できません、なぜですか?
A.フォームを送信できない時は、未入力の必須項目がないかを確認してください。すべての必須項目が入力されていないとフォームを送信できません。また、ファイルを添付する形式の場合、ファイルサイズが大きすぎるとエラーが出ます。ファイルサイズを軽くしてからフォームへアップロードしてください。
上記のほか、先述したネットワーク接続やブラウザの互換性の影響でフォームを送信できないパターンもあります。フォームの設定の問題なのか、自身の作業環境の問題なのかを確認しながら対応しましょう。
よくある質問④ Q.「下書きを保存できません」と表示されます。どうしたら良いですか?
A.Googleフォームで下書きを保存できない時の対策はいくつかあります。
まず、ブラウザに原因がありそうであればキャッシュをクリアにしてみましょう。拡張機能を無効にするのも手です。それでも解決しないのであれば、使用しているものとは別のブラウザで試してみてください。
ブラウザに原因がなさそうであれば、Googleフォーム側の問題として一時的な不具合が発生している可能性があります。しばらく時間をおいてから再度試してみると解決するケースもあります。また、フォームの管理者が情報漏洩対策等の理由で下書き保存を無効にしていることがあります。状況が分からないようであれば、フォームの管理者に確認してみましょう。
まとめ
本記事では、Googleフォームで回答できない理由と解決策について解説しました。Googleフォームで回答できない理由は、回答権限の設定やネットワーク接続の問題、ブラウザの互換性による影響など多岐にわたります。詳細な情報や自身の状況に合わせた解決策を知りたい場合は、Googleフォームのヘルプページやフォームの管理者に問い合わせしてみてください。管理者側の人は、本記事を回答者がスムーズに回答できるフォームの作成に活かしてください。Tayoriのフォームやアンケートは、回答時にログインの必要はありません。また、回答項目の設定や色の変更なども簡単に設定できます。興味のある方は、下記URLより詳細を確認してみてください。