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【リスティング広告の基本知識】初心者が知っておきたい内容・運用方法・効果とは?

リスティング広告を用意している広告担当者

検索結果上部に表示される「リスティング広告」。リスティング広告は少ないコストからでも試せて、高い費用対効果が見込める広告としても知られています。

本記事では、リスティング広告の仕組みやクリック率、ほかの広告やマーケティングとの違いを解説。初心者が知っておくべき内容を紹介しながら、適切に運用するためのコツもお伝えします。

 

そもそも、リスティング広告とは?

リスティング広告とは、検索結果の上部に表示される広告のことです。検索した言葉に合った内容の広告表示が叶います。

まずは、リスティング広告の掲載媒体や仕組み、ほかの広告との違いを見ていきましょう。

リスティング広告が掲載される媒体の種類

リスティング広告は、主にGoogleやYahoo!をはじめとする検索エンジンの検索結果上部に表示される広告を指します。別名「検索連動型広告」とも呼ばれています。

リスティング広告の仕組み

リスティング広告は、検索キーワードのような「広告を表示させたい条件」を指定して、条件に当てはまるときに広告を表示させます。

また、リスティング広告は、広告が表示されるだけでは、広告料は必要ありません。広告料が発生するのは広告がクリックされたとき。そのため、PPC(Pay Per Click)広告とも呼ばれています。

リスティング広告のクリック率

リスティング広告のクリック率は、2~6%程度です。

広告の種類により、クリック率は変動し、例えばBtoBや求人関係の広告は約2%、CTRが最も高いといわれる恋愛系の広告であれば約6%のクリック率です。

ちなみに、検索結果そのものに表示されている「自然検索」のクリック率は、検索1位で約20%。3位でも約7%であり、自然検索と比べると、リスティング広告のクリック率は低いことがわかります。

ディスプレイ広告との違い

リスティング広告と比較される広告のひとつに、ディスプレイ広告があります。

ディスプレイ広告とは、Webサイトの広告掲載枠に表示される広告のことです。純広告のようにWebサイトを指定して広告枠を購入した場合以外では、広告を表示するWebサイトは指定することはできません。

リスティング広告とディスプレイ広告は、はそもそも表示される場所が異なります。

また、ディスプレイ広告でもユーザーの属性などはある程度指定できますが、「◯◯と検索したときに表示させる」など、見てもらうタイミングはコントロールできないことがリスティング広告との違いです。

 

リスティング広告を運用する効果・メリットは?

リスティング広告を運用するメリットは、短期間で、確実に検索結果上位に広告を表示できることです。また、少ないコストからでも試せることも、リスティング広告のメリットです。

リスティング広告のメリットを、ほかのマーケティング手法と比較しながら、解説していきます。

確実に検索結果上位に表示される

リスティング広告の1つ目のポイントは、確実に検索結果の上位に表示されることです。

リスティング広告を使わずに、Webページを上位表示させようとするなら、「SEO対策」とよばれる施策が必要です。SEO対策は、検索キーワードごとに自然検索での上位表示を狙う施策。1位を獲得した場合、リスティング広告よりも高いCTRが見込めます。

ただし、SEO対策でWebページを上位表示させるには、時間と手間がかかるうえに、確実に上位を獲得できるとは限りません。

参考記事:【SEO対策の基本知識】初心者が知っておきたいSEO対策の考え方・10のテクニック・注意点

しかし、リスティング広告は広告費を支払うことで、自然検索よりも上の部分に確実に表示させられることがメリットだといえるでしょう。

即効性が高い

リスティング広告の2つ目のポイントは、即効性が高いことです。

自然検索で上位表示を狙うSEO対策は、効果が出るまでには最低でも半年以上の時間が必要といわれています。上位表示に成功しても、競合サイトや検索順位を決める仕組み(アルゴリズム)の変更などで、検索順位が一気に下がることも少なくありません。

しかし、リスティング広告なら即、上位表示可能。即効性があり、期間も自由に設定できるので、一時的な集客にも適しています。

少ないコストからでも試せる

リスティング広告の3つ目のポイントは、少ないコストからでも試せることです。

クリック単位で広告料が発生するリスティング広告なら、最小限のコストで運用できます。

また、「料金発生=広告がクリックされた」ということ。誤クリックの場合や、広告は開かれたもののコンバージョンに至らないという場合もありますが。クリックという一定の効果が出たときだけ料金が発生するという捉え方もできます。

広告のクリエイティブに費用をかけることもなく、まずは少額から運用できることもメリットだといえるでしょう。

 

リスティング広告を運用するときの注意点

リスティング広告は、「広告料を払って終わり」ではありません。運用知識を身に付け、コストと手間をかけながら、適切にPDCAを回しながら運用する必要があります。

次からは、リスティング広告を運用するときの注意点をお伝えします。

運用にコスト・手間がかかる

リスティング広告の運用には、コストと手間がかかることは覚えておきましょう。

広告料はキーワードごとに異なり、人気のキーワードほど高額です。料金は入札制なので、同じキーワードでの掲載希望者が殺到すれば、普段よりも高くなることもあります。

また、広告料を支払えば広告を出せるとはいえ、手間がかからないわけではありません。

広告を出す前には、どんなキーワードでの表示が効果的なのかを考え、広告を出した後は効果測定が必要です。リスティング広告による効果を測定・分析し、運用を改善していく手間がかかります。

知識が必要

リスティング広告の運用には、マーケティング分析、そしてリスティング広告の運用知識が必要です。

リスティング広告は、自然検索より下に表示されることはありませんが、リスティング広告同士の掲載順位争いはあります。

リスティング広告の掲載順位は、「広告料」と「広告の品質」によって決まります。いくら高額な入札をしても、広告の品質が低ければ、掲載順位が下がることもあるのです。

また、リスティング広告を適切に運用するには、広告の効果を分析し、改善していかなければなりません。キーワードや、ターゲットごとに効果検証をして、PDCAを回す必要があります。

 

リスティング広告に必要な費用の目安とは?

リスティング広告に必要な費用の目安は、月20万円程度~といわれています。

ただしこれは、一通りの効果検証を行い、結果を出すためのあくまで目安。広告を出すキーワードや入札状況によって、費用が変動するため費用相場は一概にはいえません。

月10万円程度で効果が出ることもあれば、もっと低い費用で効果が出ることも。同様に、月50万円程度かけても成果が出なかったというケースもあります。

入札したいキーワードの金額と、販売したい商品の単価などを比べて、費用対効果が期待できそうなのか、検討してみましょう。

 

リスティング広告のやり方・運用方法

リスティング広告を運用する際には、自社で行う方法と、広告運用を専門としている代理店に依頼する方法があります。

予算やリソースをどの程度確保できるか、社内のノウハウはどうなのかなど、自社の状況に合わせて運用方法を選びましょう。

低価格で始めたい場合・ノウハウを貯めたいならインハウス

リスティング広告の運用を低価格で始めたい場合や、自社にノウハウを貯めたい場合は、インハウス(自社)での運用がおすすめです。

インハウスで運用する場合、かかる費用は広告料のみです。運用のノウハウも、当然自社に貯まっていきます。

ただし、社内に詳しい人がいない場合、知識のある人になかなか相談できないというデメリットもあります。

社内に運用リソースがない場合は代理店に依頼するのも検討

社内にリスティング広告を運用するだけのリソースがない場合は、代理店に依頼するという選択肢もあります。

専門知識を持った代理店に運用を依頼すれば、素人が行うよりも高い効果が見込めます。相談や一部業務の代行が可能な代理店に依頼すると、難しい設定や運用を任せながら、自社にノウハウを貯めることも可能です。

ただし、代理店に運用を依頼する場合、費用はそれなりにかかります。代理店に依頼する場合の費用は、一般的には50万円を超えるといわれており、運用手数料として広告料の30%程度がかかることもあります。

 

リスティング広告を出稿するときには、遷移先のページも作り込むことが重要

リスティング広告を出稿するときには、広告をクリックした際の、遷移先のページも作りこむことが重要です。

広告がどんなにクリックされたとしても、遷移先のページで売上や問い合わせが発生しなければ、意味がありません。コンバージョン率が低ければ、広告料ばかりがかさんでしまいます。

リスティング広告を出稿する前に、遷移先のページの作り込み、ユーザーの不安や疑問を解消する窓口を設けることはとても重要です。問合せフォームの設置FAQページの構築により、顧客が「知りたい」と思ったことを解決できるページを作成してください。

株式会社PR TIMESが運営するクラウド情報整理ツール「Tayori」を活用することで、簡単にUI・UXの整ったよくある質問(FAQ)ページを作ることができます。

導入事例:Tayori ヘルプセンター

 

カテゴリに合わせて内容を分類できるので、調べたい内容が簡単に見つけられます。

タグを設定することも可能なので、「送料」「お届け日数」など特定の内容を確認したい場合、キーワードを入れて簡単に検索できます。

また、Tayoriではお問い合わせフォームの設置、お問い合わせの管理も可能。カスタマーサポートに必要なサービスが充実しています。

>>カスタマーサポートにTayoriを活用する

リスティング広告を出稿する前には、Tayoriを使って遷移先のページを顧客によりそったものへと充実させ、コンバージョン率を高めてみてはいかがでしょうか。

>>TayoriでFAQを作成してみる

また、Tayoriの導入によって業務効率アップができるか、チームでのご利用に最適な有料プラン(プロフェッショナルプラン)の無料トライアルもぜひ一度体験してみてください。

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