コンテンツマーケティングをまるごと解説!絶対におえておきたい3つの基本
「コンテンツマーケティングという言葉はよく聞くけれど、実際に何をしているのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。本記事では、コンテンツマーケティングが注目されている理由や、施策を行うときに絶対におさえておきたい3つの基本を紹介します。
特に、BtoBのSaaSではコンテンツマーケティングが重要になります。ぜひ、入門としてチェックしてみてくださいね。
コンテンツマーケティングとは?
まず、コンテンツマーケティングの定義について確認しましょう。コンテンツマーケティングとは、顧客になりえるユーザーに対して、ブログや記事、動画などの価値のあるコンテンツを提供することで、最終的にユーザーを顧客にするためのマーケティング手法のことです。
日本では、2015年程度から流行し、コンテンツマーケティングへの注目が集まったことからオウンドメディアも多く設立されるようになりました。
コンテンツマーケティングが注目されている理由
では、コンテンツマーケティングは、なぜ注目されているのでしょうか。注目されている背景は、
- 広告を嫌うユーザーが増えた
- コンテンツを資産として考えるようになった
- ブランディングを重要視するようになった
- Googleのアルゴリズム変更
などが挙げられます。
ITリテラシーが上がったことで、売り込みをされていると感じる広告が嫌われるようになったこと。価値のあるコンテンツは、何度もユーザーの目に止まり資産として残り続けること。そして、企業が自社のストーリーを伝える、ブランディングのために利用するようになったこと。
その他、Googleのアルゴリズムが質の高いコンテンツを評価するようになったことや、副業者やライターの増加でコストをかけずにアウトソーシングできるようになったことなども影響しているといえるでしょう。
コンテンツマーケティングとSEOとの違いとは?
「コンテンツマーケティングって要はSEOでしょ」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。SEOとは「Search Engine Optimization」の略。つまり、検索エンジンに最適化したコンテンツを作ることです。SEO対策をした記事は、検索した際に上位表示されやすくなり、結果としてユーザーの目に止まりやすくなるのです。
コンテンツマーケティングをする際には、SEO対策をすることもありますが、ユーザーにとって有益なコンテンツを最重視しているところに違いがあると言えるでしょう。
Googleもユーザーにとって有益なコンテンツかどうかという点を最重要視するようなアルゴリズムに変更してきています。小手先のテクニックだけのSEO対策よりも、有益なコンテンツを重視するコンテンツマーケティングが、結果的にはSEO対策ができるようになりつつあります。
コンテンツマーケティングを行うメリット
コンテンツマーケティングを行うメリットは、
- 潜在顧客・見込み顧客から既存顧客まで幅広くリーチできる
- 顧客とコミュニケーションを取れる
- 顧客自身把握していないニーズを育てられる
- 企業に対するロイヤリティや信頼性の向上
- 企業のブランディングができる
などが挙げられます。
また、インターネット上にアップしたコンテンツは削除しない限り半永久的に残るもの。資産として残り続け、潜在顧客・見込み顧客を取り続けることができます。
そういう意味では、短期的には効果を実感しにくいかもしれませんが、長期でみた時には、実は影響が継続する効果的な施策といえます。
特にSaaSでは、コンテンツが増えることで、顧客が問い合わせせずとも情報を確認できるようになるため、カスタマーサクセスにも繋がるでしょう。
コンテンツマーケティングを行うときに絶対におさえておきたい3つのこと
では、これからコンテンツマーケティングを行う上で、絶対におさえておいてほしい基本を3つ紹介します。
1.ペルソナを正しく理解する
1つ目のポイントは、「ペルソナを正しく理解する」ことです。ペルソナとは、ターゲットとなる人物像のこと。何に興味があって、いつインターネットを見ているのかなど把握していないと、刺さるコンテンツは作れません。イメージで進めるのではなく、実際にヒアリングしながら具体的なペルソナ像を作っていきましょう。
2.コンテンツを顧客に届ける・拡散する方法を考える
2つ目のポイントは、コンテンツを顧客に届ける方法を考え、検証することです。コンテンツを作って終わり、ではなく顧客に届ける方法を考え、拡散するまでがコンテンツマーケティングです。メールマガジンでの配信や、SNSを利用して拡散するのも方法です。
3.KGI・KPIを設定して効果測定を行う
3つ目は、KGI・KPIを設定して、効果測定を行いながらPDCAを回していくことです。コンテンツマーケティングは短期的には効果が出にくいもの。そのため、数字的な効果測定を行いながら、効果検証をしていくことが重要です。KGI(ゴール)に対してもKPI(目標の数値)を立て、どの程度達成しているのか確認していきましょう。
KGIの例としては
・お問い合わせ件数
・資料請求の件数
・会員登録件数
などが挙げられます。
KGIを達成するためフォローするKPIの例としては
・PV数
・リピートユーザー数
・Google検索からの自然流入数
・検索順位の推移
などが挙げられます。ここら辺は各企業の戦略や計画に応じて、測定可能なものを選択してモニターしていくのが重要です。
企業サイトでコンテンツマーケティングを行う場合の注意点
コンテンツマーケティングは、「バズを狙う」ことも一案ですが、長期的に考えて顧客を育てる必要があります。そのため、最低でも1年は継続的にコンテンツを出し続けることを想定して始めることがおすすめです。
即効性を期待するのではなく、コンテンツが蓄積していくと資産になると考え、積み重ねましょう。
継続的に良質なコンテンツを更新し続けていくことは労力のかかることです。多くの企業がコンテンツマーケティングに興味は持つものの短期的に効果がでないため、離脱してしまうことが多くあります。
したがって、継続できる企業は少数であるが、達成できる企業の数は少ないので、競合に対して差別化を図ることができるともいえるでしょう。
コンテンツマーケティングを始めるときにはコンタクトフォームを用意しよう
コンテンツマーケティングを行い、潜在顧客・見込み顧客を集めたら、顧客が企業とコンタクトを取りたいと思ったときに、確実に連絡できるように動線を整えておくことが重要です。
こちらの記事を読まれている読者はお気づきかもしれませんが、右下に「お問い合わせ」という緑色のボタンがあります。こちらは、弊社「Tayori」で作成して、コードを一行追加するだけで5分もかからず、設置することが可能です。
お問い合わせフォームを設置して、見込み顧客を逃さないよう準備しておきましょう。