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ブランディングの意味とは?マーケティングとの違い・メリット・手法を紹介

ブランディング

近年では、情報サイト・口コミサイト・SNSの普及により、購入前に自分に合った商品・サービスなのか、インターネットで情報取集してから購入する流れが一般的になりました。ユーザーに選ばれるためには、競合他社との差別化が必要です。

今回は、差別化や顧客育成に役立つ「ブランディング」について、具体的ステップや手法を紹介します。

 

「ブランディング」の意味とは?

ブランディングとは、商品やサービス、企業などの「独自のブランドイメージ」を築き上げることです。

ユーザーにとっての役割や、競合他社・類似商材との違いを明確にし、「ユーザーにとってオンリーワンな存在」を目指します。

 

ブランディングとマーケティングの違い

ブランディングと混同されやすい言葉に、「マーケティング」があります。両者の違いは「何を目的とするか」にあります。

マーケティングの目的は、商品やサービスを認知してもらい、購入してもらうことです。一方、ブランディングは自社の商品やサービス、企業などを他のものとの差別化や、自社のブランドイメージの醸成を目的としています。

 

ブランディングをする3つのメリット・重要性

マーケティングとは別にブランディングを行うことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。次に、ブランディングをする3つのメリットと、その重要性をお伝えします。

メリット1.会社のファンになってもらえる

ブランディングを行う1つ目のメリットは、会社のファンになってもらえることです。

ブランディングに成功すると、世の中で「この会社は〇〇な会社だ」という明確なポジションを築けます。いわば、ユーザーからの信頼を得ている状態であり、競合他社や類似消費と比較されることなく自社を選んでもらえます。

メリット2.価格競争に巻き込まれなくなる

ブランディングを行う2つ目のメリットは、価格競争に巻き込まれなくなることです。

ブランディングにより自社のファンとなったユーザーは、「この会社のものがいい」という心理になっています。いわゆる「指名買い」してもらえる状態であり、価格競争に巻き込まれなくなります。

メリット3.優秀な人材の確保に繋がる

ブランディングを行う3つ目のメリットは、優秀な人材の確保につながることです。

ブランディングは商品やサービスだけでなく、競合他社と自社の差別化にもつながります。どのような理念やミッションを持った企業なのかを広く認知してもらうことは、ユーザーはもちろん、自社に合った人材を集めることにも役立ちます。

 

【目的別】ブランディングの主な5つの種類

ブランディングと一口に言っても、いくつかの種類があります。ブランディングにはどのような種類があり、それぞれどのような場合に有効なのでしょうか。

次に、ブランディングの主な5つの種類について紹介します。

1.商品(サービス)ブランディング

商品(サービス)ブランディングは、名前の通り、商品やサービス単位でのブランディングです。商品やサービスに差別化ポイントを持たせることで、ユーザーに選ばれる理由を作ります。

商品やサービスのイメージは、そのまま企業に対するイメージにもつながるため、次に紹介する企業ブランディングの土台にもなります。

2.企業ブランディング

企業ブランディングは、商品やサービスを含めた「企業全体」のブランディングです。ユーザーだけでなく、従業員や取引先、株主などのステークホルダーに対して、企業としての存在意義を明確にします。

3.アウターブランディング

アウターブランディングは、ユーザーや見込客などの「自社の外側にいる人たち」に向けたブランディングです。一般的に、単純にブランディングといわれた場合は、アウターブランディングを指します。

4.インナーブランディング

アウターブランディングに対して、従業員をはじめとする「自社の内側にいる人たち」に向けたブランディングが、インナーブランディングです。

企業としてのイメージは、従業員一人ひとりの行動にかかっているといっても過言ではありません。特にサービス業や接客業などの、従業員とユーザーが直接接する業界では、従業員のイメージは自社のイメージに直結します。

インナーブランディングを通し、自社従業員としての「在り方」を伝えていくことは、ブランディングの土台ともいうべきプロセスです。

5.リブラディング

リブランディングは、すでに確立されたブランドイメージを変えるためのブランディングです。単にブランドイメージを変えるのではなく、ブランドを再生させるための手法としても使われます。

関連記事:「Tayori」リブランディングを実施、サービスサイトのデザインを刷新〜「カスタマーサポートツール」から「クラウド情報整理ツール」へ

 

ブランディングを行う3ステップ

顧客や人材の獲得に役立つブランディングには、力を入れて取り組みたいものです。とはいえ、何から手を付けたらいいのでしょうか。

次からは、ブランディングの流れを3ステップに分けて解説します。

ステップ1.自社について理解・分析をする

ブランディング始める際には、まず自社について分析し、理解を深めることから始めましょう。

ブランディングの目的は、ユーザーの自社に対するイメージを確立することです。イメージという抽象的なものを築くには、自社がどんな企業なのか、具体的に知っていなければなりません。自社はどんな企業なのか、具体的な言葉で思いつく限り挙げてみましょう。

ステップ2.ブランドアイデンティティを検討する

ステップ1で挙げた自社イメージを踏まえ、ユーザーの中にどんなイメージを築きたいのか、「ブランドアイデンティティ」を検討します。競合他社のブランドアイデンティティも検討しながら、自社にしかない価値を明確にしていきます。

ステップ3.言語化・クリエイティブにアウトプットする

ブランドアイデンティティが決まったら、言語化したり、デザインに落とし込んだり、クリエイティブにアウトプットしていきます。

ユーザーとのタッチポイントすべてで共通したイメージを持てるように、ブランドアイデンティティに沿ったアウトプットを続け、ユーザーの中に少しずつイメージを築いていきましょう。

関連記事:マーケティングにおける「タッチポイント」とは?5つのステップで戦略を立てよう

 

ブランディングの手法3選

ブランディングの進め方や、自社のブランドアイデンティティがイメージできたら、そのブランドアイデンティティを社内外に向けて伝えていかなければなりません。

最後に、ブランディングの具体的な手法を3つ紹介します。それぞれ異なる場面やユーザーに対して効果を発揮する方法なので、組み合わせながら使っていけるといいでしょう。

1.オウンドメディアでの発信

1つ目のブランディング手法は「オウンドメディアでの発信」です。

オウンドメディアとは、自社のパンフレットやWebサイトなど、企業からユーザーに向けた情報媒体全般のことです。Webマーケティングやブランディングの重要性が増した近年では、主に自社サイトを指します。

ブランディングにオウンドメディアを活用する際は、会社概要や組織図だけでなく、企業理念や社員の人となりがわかるコンテンツなどを充実させるといいでしょう。社会全体に対する自社の存在意義や、組織としての在り方を、Webで積極的に発信したり、サービスに込められた想いを伝えたりすることで、読む人の心を動かせます。

2.公式SNSアカウントを運用する

2つ目のブランディング手法は「公式SNSアカウントでの発信」です。

2016年に総務省が発表した「情報通信白書」によると、20~39歳までの人の9割以上が、何かしらのSNSを使っていることがわかりました。40代では8割近く、50代でも6割もの人がSNSを利用しています。

ユーザーとの距離が近く、コミュニケーションが取れるSNSは、ブランディングにも有効活用できます。

トレンドや時流に乗った投稿をしたり、ユーザーとのコミュニケーションを取ったりして、SNSならではの交流を行いましょう。

関連記事:攻めの顧客対応「アクティブサポート」とは?メリット・注意点・対応例を紹介

3.従業員の意識付けをする

3つ目のブランディング手法は、「従業員の意識付けをする」ことです。

特に、店舗スタッフや営業職、サポートスタッフなどは、顧客と日常的に接する機会が多い職種です。彼らは顧客にとって「会社の顔」であり、彼らの印象が良ければ会社の印象も良くなり、悪ければ会社の印象を落とすことになりえます。

従業員の意識付けは基本的な内容であるからこそ、蔑ろにされがちです。だからこそ、自社やサービスに込めた想いを体現できるように教育することで、競合他社との差別化に役立ちます。

関連記事:カスタマーディライト(CD)の意味とは?実現するための6つのポイント

 

中小企業こそブランディングが重要

資金力や知名度では大企業と比べると劣勢になりがちな中小企業こそ、ブランディングが重要です。ユーザーにとっての唯一無二のポジションを築くことで、大企業や競合他社と戦うことなく、顧客を集められるようになります。まずは自社について深く理解し、ブランドアイデンティティを確立することから始めましょう。

これから自社のブランドアイデンティティを検討する際には、ユーザーの生の声が参考になります。問い合わせや口コミなどを見ていくことで、ユーザーが自社に対してどんなイメージを持ち、何を求めているかを把握していきましょう。

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