新品の両面シールベアリングをベルハンマーでチューナップしてます。 ノーマルのグリスを全て除去しベルハンマーゴールドを塗布し回転させなじませ その後、ベルハンマーメタルグリスを封入しています。 これで最強のベアリングだと思っていますが、問題ありませんか？アドバイスのほどお願いします。 ちなみにベアリングの使用先はディスクグラインダーなどの高速回転工具やオートバイのホイールなどです。

ご記載のとおり、ベルハンマーゴールドを先に塗布・なじませてからベルハンマーメタルグリスを封入する方法は、非常に理にかなった高性能なチューニング方法です。

ベルハンマーゴールドは金属表面の摩擦面に化学的な被膜を形成し、その上からベルハンマーメタルグリスで密着・保持することで、潤滑性、耐摩耗性、熱耐性ともに高いレベルで維持されます。
お客様のおっしゃる通り、「最強のベアリング」と言える仕上がりになっているかと存じます。

一点だけ補足といたしまして、高速回転による発熱やグリースの飛散対策として、封入量にはご注意ください。
グリスを詰めすぎると回転抵抗が増し、温度上昇やシールへの負荷がかかる場合がございます。
回転数や使用条件にもよりますが、ベアリング内部の30〜50％程度の充填量が理想とされています。

また、両面シールタイプであっても、高速回転工具では定期的な点検やグリスの再封入をおすすめいたします。