本製品は、金属同士の摺動部における潤滑性能を目的として設計されたもので、多くの現行車両において、ドアヒンジやボンネット周辺などにご使用いただいております。
実際に、弊社社用車や整備工場様でも、長年にわたりご使用いただいている実績がございます。
ただし、旧車において経年による部品の変化や材質差異のある箇所では、赤錆の発生または明らかな変色が発生した事例が過去に2~3件あり、その際はいずれも変色部分をパーツクリーナーで除去し、
H1ベルハンマーを再塗布することで改善が確認されておりました。
そのため今回も、同様の対応をお願いした次第です。
しかし今回は、それが難しいご事情があったとのご報告を受け、お客様のご状況の正しい理解と、お気持ちへの配慮が至らなかったことを、深くお詫び申し上げます。
また、レストア車両など経年による部品の変化や材質差異のあるお車において、同様の変化が発生する可能性及び、その程度を弊社として実際よりかなり低く見積もっていました。
これまでに確認された事例がたまたま少なかったのか、あるいは発生していたにも関わらず弊社が把握できていなかったのかは断定できませんが、今後もこうした可能性があるものと認識を改めました。
今後は、旧年式車両やレストア車両といった環境での使用時に、変色や赤錆が発生する可能性があることの周知を一層強化し、ホームページ上にあるAIチャット商品Q&Aへの注意事項の明記はもちろんのこと、展示会やお客様対応の現場においても、誤解のない誠実で丁寧なご案内ができるよう、社内で情報を共有し改善に努めてまいります。
今回のご指摘を通じて、私たちが見落としていた視点や、より一層配慮すべき点に気づかせていただきましたこと、心より感謝申し上げます。