TOPスズキ機工問合せ一覧スクーターでのサーキット走行に使用するため、貴社のベルハンマーゴールドを購入いたしました。 使用方法を正しく理解したく調べていたところ、動画で熱の影響について言及されており、加熱が不十分な場合の潤滑性能や金属表面への効果が気になりました。 また、フォークオイルと接触した状態や、他のグリスと混ざった場合でも問題なく潤滑性能が発揮されるかどうかも併せてお伺いしたく、ご連絡いたしました。
最終更新日 : 2025/06/20

スクーターでのサーキット走行に使用するため、貴社のベルハンマーゴールドを購入いたしました。 使用方法を正しく理解したく調べていたところ、動画で熱の影響について言及されており、加熱が不十分な場合の潤滑性能や金属表面への効果が気になりました。 また、フォークオイルと接触した状態や、他のグリスと混ざった場合でも問題なく潤滑性能が発揮されるかどうかも併せてお伺いしたく、ご連絡いたしました。

■【金属表面の組成変化と熱について】
ご指摘のとおり、正確には「摩擦により金属表面に潤滑被膜が形成され、摺動(摩擦)を繰り返す過程で安定・強化される」という意味合いとなります。

ベルハンマーGOLDは、インナーチューブやワイヤーなど、高温になりにくい部位においても、金属表面に潤滑皮膜をしっかりと形成し、摩耗・異音の低減、摺動抵抗の軽減といった効果を高いレベルで発揮いたします。

熱が発生するほどの強い摩擦抵抗が加わることで潤滑皮膜がより安定する傾向にはありますが、高い摩擦や高温環境がなくても、十分な潤滑性能を発揮できるよう設計されております。
そのため、通常の摺動環境下でも安心してご使用いただけます。

■【フォークオイルとの併用について】
フロントフォークのインナーチューブに塗布したベルハンマーGOLDが、
使用中にフォークオイルへわずかに流入する可能性はございますが、
通常の使用範囲においては、性能への大きな影響はございません。

ただし、内部に混入することでオイルの粘度バランスが変化する恐れがあるため、あくまでインナーチューブ外面(ダストシール部の摺動)への使用にとどめ、フォークオイル内部への意図的な混入はお控えいただけますとより安全です。

■【他のグリースとの混合使用について】
ベルハンマー製品は、異なるメーカーや異なる基油成分のグリースと混合された場合でも、化学反応・分離・性能低下が発生しにくいよう設計されております。

ただし、混合比や使用環境によっては本来の性能を十分に発揮できない可能性もあるため、可能であれば単独でのご使用をおすすめしております。

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