【ご対応方法とご留意点について】
ブレーキまわりは車両の安全性に直結する重要な部分のため、
以下の手順に従い、慎重にご対応いただきますようお願い申し上げます。
① ブレーキディスクの洗浄について
まずは自動車整備用のブレーキクリーナー(パーツクリーナー)を用いて、ディスク面を丁寧に洗浄してください。
焼き付きや焦げ付きがある場合は、ウエスでの拭き取りや繰り返しの洗浄が必要となります。
② ブレーキパッドの確認・交換
グリースがブレーキパッドへ浸透している場合、摩擦力が著しく低下するため、
基本的にはブレーキパッドの交換を強く推奨いたします。
③ ブレーキディスクの状態評価について
グリースが高温状態で焼き付いた場合、潤滑被膜がディスク面に薄く残留してしまうことがあり、
洗浄後も制動力が回復しないケースがございます。
その場合は、ブレーキディスク自体の交換をご検討いただく必要がございます。
潤滑被膜の付着状況は目視では判断が難しく、洗浄・パッド交換後もブレーキの利きが明らかに悪い場合は、
安全を最優先にディスク交換をお願いいたします。
④ 専門業者での点検推奨
自動車整備工場やディーラー等の専門業者に経緯を説明していただき
点検・整備を受けられることを強くおすすめいたします。