お問い合わせいただきました摺動抵抗の経時変化に関する評価データにつきまして、改めて以下のとおり補足させていただきます。
現在、弊社が保有している試験結果は、一般的な潤滑性能評価に用いられるSRV試験機や四球試験機等によるデータが中心となっております。
一方、過去にテスト・検証を実施いただいた企業様からのご報告の中には、以下のような傾向が確認された事例もございます:
・金属表面への被膜形成による初期摩擦の明確な低下
・一定時間経過後も潤滑被膜が残存し、安定した摺動性能を維持
・特に高荷重・高回転条件下でも油膜切れを起こしにくい特性の確認
ただし、これらの結果につきましては、対象物や注油方法、試験条件などの詳細が弊社に開示されておらず、機密保持の観点から、情報提供を受けられないケースが多いのが実情です。
そのため、あくまで検証データとしてではなく、傾向的な評価結果として、弊社潤滑剤を用いて改良に取り組まれている企業様への参考情報としてご紹介しているものでございます。