■ 経時変化(べとつき)の有無について
ベルハンマーゴールドは、酸化や経時変化による固着・べとつきを最小限に抑えるよう設計されています。
そのため、時間経過によって一般的なオイルのように粘着性が増すことはありません。
ただし、釣り用リールのような精密なベアリングでは、
・金属表面に形成された潤滑被膜が静止状態で定着することで、初動時に粘性を感じる場合がある
・保管環境(温度・湿度・ホコリ・塩分など)の影響で回転初動が一時的に重くなる場合がある
といった現象が起こることがあります。
■ 使用状態による違い
・常に回している場合:油膜が循環し、均一に分散することでスムーズな回転が持続します。
・放置している場合:潤滑被膜が静止した状態で定着し、初動時にわずかな抵抗を感じる場合があります。
ただし、再び回転させたり、ごく少量を再塗布することで、すぐに滑らかさが回復します。
■ ご使用時のポイント
・リールなど精密機器への塗布量は「ごく少量」が最適です。
・長期間使用しない場合は、ホコリや湿気を避けて保管してください。
・再使用時は軽くハンドルを回したり、少量を再塗布することで初動の重さを防げます。
■ まとめ
ベルハンマーゴールドは経時変化によるべとつきが起こりにくい設計です。
静止状態が長いと粘性を感じやすくなる場合がありますが、再始動や軽い再塗布で解消します。
精密部品には少量使用と適切な保管が最も効果的です。