ベアリングについては、メインローター・テールローターともに「No.2(標準タイプ)」の使用をおすすめします。
No.0は非常に柔らかいグリスで、自動給油装置や低トルク箇所などに適していますが、高トルク・高速回転の軸受ではグリスの保持性が不足する場合があります。
No.2は潤滑被膜の保持性と耐遠心力性に優れ、今回のような高回転部でも安定した潤滑性能を発揮します。
一方、駆動ベルト部へのグリス塗布はおすすめできません。
ベルハンマーグリスは摩擦低減効果が非常に高く、ゴムベルトに塗布すると滑りが発生する恐れがあります。
もしベルトの摩擦抵抗軽減や鳴き防止を目的とする場合は、シリコーン系またはPTFE系の非油性スプレー(ゴム対応)をご使用ください。