ベルスクーターは、小排気量スクーター特有の高回転・発進加速に合わせて調整された添加剤で、CVT駆動系との相性を重視した設計です。
レスポンスを軽くする方向に作用し、短い距離での立ち上がりが重要な原付スクーターレースと相性が良いです。
ベルハンマー7は、金属摩耗の抑制や油膜強化によるエンジン保護を主眼にした添加剤で、静粛性や耐久面の効果が大きいタイプです。
負荷の高いエンジンを長期的に良い状態で保つ方向に向いています。
レース用途での選び方としては、
・加速の立ち上がりやレスポンスを重視 → ベルスクーター
・エンジン保護や摩耗抑制をより優先 → ベルハンマー7
となります。
オイル交換が1レースごとであっても、添加剤の被膜は短時間走行でも形成されます。
費用面が気になる場合は、まずベルスクーターを少量(オイルに対して5%程度)から試し、フィーリングで調整していく方法が現実的です。