【金属への攻撃性について】
ベルハンマーシリーズは、極圧潤滑性能を高めるために独自の添加剤を配合しておりますが、鉄・アルミ・ステンレス・銅など、日常的によく使われる金属に対して、腐食や化学的なダメージを与えないよう設計されています。
製品の開発段階から現在に至るまで、「金属を侵した」「腐食を促進した」といった事例は確認されておらず、金属との安定した相性と長期的な潤滑性の両立を実現してまいりました。
【一部に見られた変化について】
ただし、旧車やレストア車両・古い機械のカバー類など、異種金属(例:スチール+亜鉛メッキ+塗装など)が組み合わされた箇所では、もともと「ガルバニック腐食(異種金属間の電位差による腐食)」が起こりやすい状態にあることがあります。
そうした部分に潤滑注油したベルハンマーが偏って残ったり、濃縮されるような状況が重なることで、もともと隠れていた錆や変色が表面化した
というご報告が一部にございます。
このようなケースは、あくまで金属や環境との相互作用によるものであり、ベルハンマーそのものが金属を腐食させる性質を持つわけではございません。
お客様がご不安に感じられるお気持ちもよくわかりますが、こうした背景をご理解いただけますと幸いです。
【インターネット上の情報について】
近年では、実際の使用に基づかない情報や、他社製品との混同による内容、また一部の事例が過剰に拡散されているケースも散見されます。
「錆が出た」「変色した」といった声の背景には、すでに腐食が進行していた部位や、湿度・電流・他ケミカル製品との併用など、複数の要因が絡んでいることが多く、
ベルハンマー単体による影響とは異なる場合が多くございます。