ご質問いただきました可変排気バルブのシャフト部へのご使用について、以下の通りご案内申し上げます。
「ベルハンマーゴールド」は、金属摺動部の潤滑性および防錆性を目的に開発された製品で、想定される耐熱温度は常温~約180〜200℃前後となっております。
ご指摘のとおり、NA(自然吸気)車両の排気周辺、特にマフラー外側やシャフト周辺であれば、極端に高温になるケースは比較的少なく、短期的および定期的なご使用においては
大きな問題が生じる可能性は低いと考えられます。
ただし、可変バルブのシャフト部は排気経路に近接しているため、走行条件や熱のこもり具合によっては、200℃を超える高温環境になる可能性もございます。
このような場合、潤滑成分が熱によって劣化・炭化し、将来的に固着や作動不良を引き起こすリスクも完全には否定できません。
つきましては、以下の対応をおすすめいたします。
・定期的な再塗布および清掃の実施
・炭化物の付着などの兆候がないか、こまめな点検の継続
万が一、炭化物の蓄積などが見られる場合や、ご使用にご不安を感じられる場合には、より高温環境に適した「ベルハンマーメタルグリス」のご使用も、ぜひご検討ください。